エネルギーは充足しているか?

自分の中にエネルギーがたっぷり満ちているか、意識していますか?エネルギーが満ちていないと、行動的にはなれません。エネルギーが枯渇しているのに、もっと頑張ろうと、乾いた雑巾を絞りに絞って更に水を絞り出そうと頑張ってしまう人がたくさんいます。

自分の中にエネルギーが満ちているかどうかを見極める方法は人それぞれでしょうが、私の場合はいくつかあります。
1)やらなくても構わないが、自分で一手間かけようと決めたことが継続できているかどうか?
2)小さな事務的なことを前倒しで行えるかどうか?
3)内容を理解しつつ、本や書類を読めるかどうか?

1)は例えば顔のマッサージ。やらなくてもどうということはないけれども、肌の調子が明らかに違うので毎日マッサージしようと決めています。エネルギーが満ちていると続けられますが、枯渇していると真っ先に「まあ良いや」となってしまいます。
2)エネルギーが満ちていると小さな事務的なことを比較的テキパキと片付けられます。枯渇状態ですと、顕著にギリギリまで先延ばしするようになってしまいます。
3)エネルギーが枯渇していると、集中力も続きませんし、内容を理解しながら文章を読む根気も続きません。目で字面を負っているだけで全然頭に入ってこない、こんな表現をする人が多いようです。

こういうときは、とにかくしっかり休息を取ることです。1)〜3)が改善されてきたな、と感じるまで、色々なことを棚あげにして休みます。答えが出ないことをぐるぐると考えてしまう人は、とくに考え続けることでエネルギーを消耗しています。自分の中のエネルギーの充足度を気にかけてみませんか?

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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