「熱心な指導」を決めるのは、誰ですか?

課長の指導で体調を崩した若手社員

若手社員の小出さん(仮名)が体調を崩し、休みがちになりました。産業医面談で話を聞くと、上司の出雲課長(仮名)や先輩からの指導が細かく、詰められているようで、段々と辛くなってしまったとのことでした。

その指導を部長は?

ところが、上位の米沢部長(仮名)に職場の様子を尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「出雲課長は熱心に指導してくれています」

別のケースでも、似たようなことがありました。

別のケースでも

上司や先輩から日常的に突き放した言い方をされ、萎縮してしまい、質問ができなくなった若手社員がいました。質問できなければ仕事は覚えられない。そのことを上位の上長に伝えると、
「彼の先輩や上司は、共感しつつ寄り添って、とても丁寧に指導しています。私が見聞きした範囲では、本当に丁寧で熱心です」

という言葉が返ってきました。

真実は人の数だけある

同じ状況を見ていても、受け取り方はまったく違う。「真実は人の数だけある」と実感するのは、こういう瞬間です。
小出さんは「詰められている」と感じている。
出雲課長は「早く成長してほしいから、改善するまで手を緩めずに指導している」と思っている。
米沢部長は「課長は熱心だ、それを受け入れられない若手の心構えがなっていない」と見ている。

三者三様の「真実」がそこにある。

熱心かどうかを決めるのは一体誰?

指導が「熱心か」「丁寧か」を決めるのは、上位の管理職でも、指導している本人でもありません。指導を受けた本人です。

これはハラスメントの考え方と同じ。「そんなつもりはなかった」という言葉をよく聞きますが、受け取った側がどう感じたかが問題の出発点になります。指導も、まったく同じ構造を持っています。

そんなことを以前メルマガに書きました。結構反響があり、今回AIに解説してもらいました。

解説動画はこちら

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この記事を書いた人

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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