勝ち負けの土俵に乗らない(サッサと降りる)

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こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

話をしているとき、相手が随分上からものを言っているように感じるときがありませんか?

また、相手がすごく自分自身を下において話すので、変に持ち上げられた感じがして居心地の悪い思いをしたことはありませんか?

こういうとき、相手の勝ち負けの土俵に乗らない工夫が大切です。一旦勝ち負けの土俵に乗ってしまうと、「勝つか負けるか」というところに不必要なエネルギーを割くことになってしまうからです。

本来、コミュニケーションとは勝ち負けではなく、長い目で見たときに信頼関係が築ける、前向きに課題の解決ができるなどを目的としたものであるはず。つまり、同じゴールを目指し、同じ方向を向いていることが多いもの。

そこに本来勝ち負けはありません。

それでも、勝ち負けにこだわり、会話の中にその勝ち負けを持ち込んで自分が優位に立とうとする、あるいは自分が下出に出てなんとかうまくやり過ごそうとする場面に巻き込まれるときはたくさんあります。

そんな勝ち負けの雰囲気を感じたら、できるだけ早く勝ち負けの土俵から降りることをおすすめします。どうやるかって?

自分なりの土俵をさっさと降りる言葉を持っているといいですね。例えば私の場合は「あなたの言うことは私ももっともだと思います。たどり着きたい先は同じようですね」など、あえて同じ方向を見ていることを相手に伝えようと意識するようにしています。

一見言い分は対立しているように見えても、目的は同じということは案外多いものです。そこを早い段階でしっかりと伝えることで、不必要な勝ち負けというエネルギー浪費を抑え、本来の目的に向かってエネルギーを集約させることができますね。

あなたは、勝ち負けの土俵から降りる、どんな言葉をもっていますか?

伝え方に興味がある方はぜひ、ご登録ください。読むだけで、伝え方に関する視点が増え、知らず知らずのうちにあなたの伝え方が変わっていきます。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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