昔、立て続けに体調不良者が出た職場があって、業務内容や課題などを聞こうと、職場の上司と面談をしたことがあります。
その時、上司は職場の環境に目を向けることもなく、「最近の人は弱いって言ったらあれですけど・・・」と、全く職場に問題はないというふうでした。
話しているうちに「そりゃあかんだろ」というような課題も産業医の私には見えてきたので、思い切って「上司として見えている職場の課題は何でしょう」と質問したところ、
「私にはわかりませんねえ。」という木で鼻をくくったような答え。
そういう考えや言動はまずいですよ、とわかってもらいたくて、意図的に少し沈黙してみました。
「そうなんですね・・・・わからないんですね・・・」と言って、「う〜ん」と沈黙。
上司のお二人は次第に落ち着かない表情になってきて、あと少し、というところで・・・
なんと、同席していたスタッフが
「先生がおっしゃりたいことは・・・」と私に代わってあれこれと説明をし始めたんです。
緊張を帯びた標高だった上司二人の表情も緩んで・・・全ては私が望まぬ方向へ・・・
その時はうまくいきませんでしたが、ときには意図的に沈黙を用いるのも非常にパワフルなコミュニケーションの方法になります。
なぜ、このスタッフは上司に助け舟を出したのか?
それはスタッフ自身が沈黙に耐えられなかったから。それだけ強力なパワーをときに放つということなんですね。
以前このことをメルマガに書いたものをAIに解説してもらい、動画にアップしました。ぜひ、お楽しみください。
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