月に一回、友人たちと読書会をしています。きっかけは、コミュニケーションのセミナーの準備で、ある本を手に取ったことです。その本は
「働く女性のためのアサーティブ コミュニケーション」
アン・ディクソン著、アサーティブジャパン監訳 クレイン
自分にとっては大切な内容が書かれているのだけれど、自分ひとりだとさらっと読んで終わってしまいそう。でも、それで済ませてはいけないよなと思ったことからでした。
こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。
読書会は1章ずつ予め内容を読んで、気になったところ、刺さったところ、疑問に思ったところなどを話していきます。
メンバーは一緒に一年間、アサーティブ・コミュニケーションのトレーナー養成講座で一緒だった友人たちです。それはもう7年も前のことなのに、特にコロナ禍をきっかけにリモートで定期的に話をすることが増えました。
昨日もその読書会が行われ、怒りについての章でした。怒りの取り扱いは誰にとっても難しいもの。本の内容を軸に、自分の身の回りで起きていることやこういうときどうしたら良いんだろうということなど、話は広がっていきます。
刺さった箇所は同じでもその解釈は人それぞれで、その話を聴く中で「へえ、そういう見方もあるんだな」「そういう角度では考えていなかったな」と考えや視野が広がります。
サクッと1時間で終了ね、という話で始まった読書会でしたが、始めてみると身の回りのエピソードをきっかけにどんどん話は広がり、たいてい延長してしまいます。来月も怒りに関する章を継続します。