第一印象

こんにちは。ストレスマネジメント・コーチの本間季里です。コミュニケーションの方法を少し変えたり強みを知り活かすことで自分や相手への理解を深め、個人と組織の幸福度を高めるサポートをします。 

今では親友という存在の友人が、私のことをずっと昔から知っていて、当時働いていた同じ大学の広くもない同じキャンパスで仕事をしていたにもかかわらず、10年くらい声をかけることをしなかった理由を、親しくなってから話してくれました。 

「あの人、ビシッとしすぎていて、ちょっと怖いよね」というのがその理由だったそうです。どこがビシッとしていたかと言うとまずヘアスタイル。長めの髪をひっつめにして、髪がバラバラと落ちてこないようにスタイリングジェルで固めていました。他に、姿勢がやたら良い、いつもセカセカと早足で歩いていて忙しそう、あまり笑っている顔を見ない、などなど。 

ちなみに正直に言うと、当時は毎日ブローしたり美容院にいくなどの元気もなかったので、ガシッと一つに結んでネットでまとめてヘアジェルで形を決めるのが一番簡単で手間がかからなかっただけだったし、通常職場の外でヘラヘラ笑顔になんてならないでしょう?というのが当時の私の言い分だったんですけどね。 

時は流れて、ある時「あ?もしかしてこの人ってちょっと緩い人かも?」と彼女の私に対する印象に変化が起きたきっかけは、学部学生の研究発表の会場でした。教員が学生の発表の座長をするのですが、私のあとの座長が彼女だったそうで、座長席で軽く挨拶したときに私のピアスの片方が後ろ前になっていたというのです!キャッチの部分が前になっていたんですね!二日酔いでどっちが耳の前側だったか、方向感覚がわからなくなっていたのかな〜。 

今でも、「手を貸しましょうか」など言おうものなら、キリッと睨まれきっぱりと「大丈夫です!」と怒られそうだ、という話はよく聞きます。第一印象は自分にもある程度の責任はあるというのが、今の私の考え。この第一印象のために良かった点もあったでしょうけれども、機会損失や助けを得られなかったことなどもたくさんあっただろうなと考えると、自分の第一印象を自覚し、常にメタ認知しておくというのも大切なことだな、と考えます。 

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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