杉下右京の佇まい

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

納得できる理由がないのに、相手が自分を下に見ているな、と感じることはありませんか?いえ、納得できる理由があれば下に見られていいということではありませんが、納得できる理由がないと本当に腹が立ちますよね。若いこと、経験が少ないこと、女性であること、時には能力があることさえ、自分の居場所を取って代わられるかもと恐れる人にとっては下に見ようという理由になり得ます。こんなとき、あなたはどう対応していますか?

相手が自分を下に見ようと馬鹿にした態度を取るのは、自分の問題でしょうか?それとも?


原因の中にはあなたが改善すべきこともあるかもしれませんが、だからといってあなたを下に見るような態度を選択したのは相手であって、あなたの問題ではありません。原因が何であろうと、相手には別の態度を選択することはできたはずだからです。


馬鹿にするような、あなたを下に見るような態度を取るのはあなたの問題ではなく相手の問題です。ですからあなたは相手に合わせて自分のことを決して卑下してはいけないのです。

私が常にイメージとして思い出すのは、テレビ朝日のドラマ「相棒」の水谷豊演じる杉下右京さんです。彼は「窓際部署に追いやられた」「頭は切れるが部下がことごとく辞めていく」「特命係なんて捜査権もない」「空気が読めない」などなど様々な人から馬鹿にされますが、彼の佇まいは決して自分で自分を蔑むことなく、どんな人にも同じていねいさで接しています。子供にも、高齢者にも、同僚にも、ヤクザの親分にも、何度も犯罪を繰り返してしまう人にも。彼は自分で自分を蔑むこともないし、どんな相手にもまっすぐに対等に、尊重した態度を崩しません。

バカにされた時、蔑まれたとき、カッとならずに自分の中に「自分で自分を貶めないイメージはこの人」という人がいるといいですね。その人を真似てみるだけで、対応が少しずつ変わっていくかもしれません。

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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