なくなってわかる価値:ロボット掃除機

無くなったからこそ価値がわかること、無くなってはじめて価値を理解することってありますよね。例えば病気になってはじめて健康の価値を身にしみてわかった。コロナ禍になって出勤をしなくなり歩数計を見たらほとんど歩いていないことに気づき、出勤するだけでどれだけ歩いて運動になっていたかわかった。そんな感じです。

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

少し前、我が家の2階で使っていたロボット掃除機が動かなくなりました。それも2台同時に・・・

どうも車輪の動きが悪くなっているようで、外側から見ても絡みついているゴミが見えません。相談センターに電話してみましたら修理に出してくださいという返事でした。

近くの家電量販店に持ち込もうと思いましたが、忙しかったり、忙しい合間に外出した際にロボット掃除機を持ち出し忘れ、なかなか修理依頼に出せずに、その間、こまめに掃除ができませんでした。

でもタカをくくっていたんです。そんなにホコリはでないだろうと。どうせ、2階なんて寝るときにしかいかないんだし、今の季節窓も開けないし・・・

と、ところが・・・

数日ごとに、ワタボコリが床に広がっているではありませんか。それも、ボワッと。

こんなに我が家はホコリがあったのか。そして、毎日毎日、ロボット掃除機が文句も言わずていねいにワタボコリになる前のホコリを吸い上げていてくれたのか。

無くなって初めてわかるありがたさ、価値。ロボット掃除機が動いていただけでどれほどこまめに床をきれいにしてくれていたのか。おかげで掃除という2文字が私の頭の中からなくなって、どれほど気持ちが楽になっていたのか。

さて、ロボット掃除機の修理見積もりはどうなったでしょうか?もう、びっくりするくらいの高額で修理はありえないというものでした。ほんとなのかな?なにかたくさんの項目を言われたんだけれど、車輪のゴミを取り除くだけじゃないんだな。ブラシ交換とかなんとか・・・

きっと、修理して長く使うより新しいものを購入するように誘導しているんじゃないのかな、と思うくらいでした。仕方がないので新しいものを購入しましたが、いままで働いてくれていたロボット掃除機がなにか家族の一員のような気がして、心が傷んでいる私です。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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