勉強会で「産業医から見た組織のコミュニケーション」というタイトルで話しました!

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

毎週木曜日にコーチ仲間が開いている勉強会で、「産業医から見た組織のコミュニケーション」というタイトルで1時間、話をする機会をいただきました。

この勉強会は、コーチでもあり、主に管理職の人たちが、仕事の場でどうコーチングを生かしていくか、ということが始まりだったと思うのですが、ときには「不安について考えてみませんか?」なんていうテーマもあります。不安、と一口に言っても、様々な切り口・捉え方があって刺激的でしたよ。

そういう勉強会で、職場と無関係ではないけれど、日常の業務とはちょっと違う視点で組織を見ている産業医として、コミュニケーションについて話をしました。職場、チームには土台としての心理的安全性が大事で、そこを育むためには、自分自身の、そして相手の感情をていねいに扱うことが大切というお話をしました。

実はこの会の楽しみになところは質疑応答。柔軟な考え方の人が多いので、へえ!というような質問が出たり、率直に感じたことをフィードバックしたり。建設的な会話が多いのも楽しみになところです。

一昨日もそんなコメントやフィードバックが出ました。ご自分が、最近部下との会話の中で心がけていること、産業医の目から見てどうなんだろうか?

部下との間で最近心がけていることは、「やって当然」だったり「それ普通でしょ」というようなことでも、部下が報告してきた進捗に対して、「そう、〇〇したんだね」「〇〇は進んだんだね」と拾い上げて声をかける、フィードバックする、そんな試みをしているというのです。

これ、地味なことですが、部下の方はそこからいくつものメッセージを受け取っていると思うのです。きっと部下の方は、褒められるために報告しているのではなく、単なる進捗報告のつもりでしょう。でもそれを「はいはい」で終わらせずに、ちょっと一言付け加えることで、自分を見てくれている、自分の小さな進捗も気にかけてくれている、ここまではこれで良し、などのメッセージを受け取っているもの。

そんなコメントをさせていただきました。

私自身も、日頃考えていることを整理して、言語化する良い機会となりました。今後も積極的に機会を見つけていきたいと思います。勉強会の皆さま、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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