内省が得意の人は、一人の時間を大切にしよう

こんにちは、

産業医&伝え方改善コーチの本間季里です。

あなたは一人の時間が必要ですか?

私たちは集団で生きる動物なので、誰かと一緒にいることや、相手に優しくしたり協力し合ったり、親密さを伝えることを良しとする傾向があります。

と同時に、私たちは人々から離れて静かに過ごしたいという欲求を感じることもあります。こういう感情に罪悪感を持ったりしていませんか?

「一人の時間を持ちたいなんて、わがままですよね」と聞くことがあります。

いいえ、わがままなんかじゃありません。私たちは周囲の人と協力したり助け合ったりするのと同じくらい、一人になって静かに考えたり、誰にも邪魔されずにぼおっと時間を過ごすことが必要なのです。

睡眠中は単に脳を休めているだけでなく、昼間考えたことをあるべき場所に整理する時間だと聞いたことがあるかと思います。一人の時間を持つことは、たぶん同じような効果があるのです。

この、人と関わることと一人で過ごすことのバランスが大切なのですが、このバランスは人それぞれ違います。

クリフトン・ストレングス®で、「内省」という資質が高い人は、意識して一人の時間を確保するようにしないと本当に辛いんだなあ、ということが、お話を聞いていて感じます。本人は「自分には一人の時間が非常に大切」とは自覚していないことも多いのですが、人とずっと関わっていると疲れを感じるというのが手にとるように伝わってきます。

一人の時間、といっても、必ずしも物理的に一人にならねばいけないわけではありません。人にもよりますが、雑踏の中にいると一人になれるという人もいます。誰も知っている人がいない状況というのが大切なのだそうです。

通勤の途中でカフェに入る時間を大切にしているという人もいました。誰ともコミュニケーションを取らなくてもいい場所だからだそうです。

一人の時間を大切にすることは、自分を大切にすること。自分を大切にするからこそ、周囲の人との関わりも大切にできるというもの。

もし、自分が

「考えごとが好き」

「自分の世界に入り込んでしまうことが多い」

「ずっと人と一緒にいると気疲れする」

などと感じるのであれば、あなたにとって一人の時間はとても大切。周囲の人と、よりよい関係を作っていくためにも、自分が心地よい状態を作っていくことを積極的にしていきましょう。

後ろめたさを感じることなく、一人の時間を確保しませんか?

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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