長野市で、対人援助職の方向けの、ちょっと切り口を変えたコミュニケーションセミナーを行いました。

対人援助職の方が定期的に行っている勉強会に呼ばれ、セミナーをしてきました。場所は長野市。

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかでも協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれることを目指します。

長野市は思っていたよりずっと北にあった!

自分で車を運転して長沢市に向かうにあたり、まじまじと地図を見て長野県内の主要な市の位置関係にびっくり。長野市はすごく北に位置しているんですね。

長野県といえば子どものころ林間学校で軽井沢、野尻湖などに行った記憶はあります。おとなになってからは学会で松本市に行ったくらいで、長野市は初めて訪れる土地でした。

私がドライブが好きな理由の一つは、いままでなんとなく聞き流していたことが「ああ、ここだったのか・・・」とか、「こういうところなのね」といちいち確認できること。例えば、「高坂サービスエリア付近で52キロ」などとラジオの渋滞情報で聞いていたけれど、ここがその高坂サービスエリアなんだ・・・などなど。

なぜコミュニケーションのトレーニングが必要なのか?

今回は、当初アサーティブなコミュニケーションの話を、というご依頼でした。一方で、単発ではなく2回シリーズでというまたとない機会を頂いたので、対人援助職の方のコミュニケーションの傾向やなぜコミュニケーションのトレーニングを行う必要があるのかという話を考えるところからはじめました。

私たちはあまりにも自分のペースでコミュニケーションを取っています。その結果、「思うように相手がわかってくれない」だの「言ったとおりに仕事を進めてくれない」だのと、日々悩み続けています。でも、もしあなたが伝えたいことを、一回であなたの意図通りに相手に伝えられたらどうでしょう。あなたの悩みはかなり軽減するのではないでしょうか。今まで何往復もしていた会話が一回で済み、できあがった仕事を見て「ぜんぜん言ったことと違うじゃない!どうしてこういうことになるの」というボヤキもなくなります。

当然ですが、心に余裕が生まれます。そのあなたの心の余裕が、周囲との人間関係を変えていくのです。

自分の人生の時間の使い方を見直すこと。自分にできることといくら悩んでも仕方がないことを明確に分けて、自分にできる部分に意識を向けていくこと。相手の話をじっくりと聴くコツ。ワークをふんだんに盛り込みながら3時間半に渡ってのセミナーとなりました。

参加者の方のご感想

セミナー参加者のご感想です。

【D.N様】

★セミナー参加前にはどんな課題をお持ちでしたか?

相手が話していても、相手の問題を解決したい自分の気持ちを優先して過度に介入してしまうことがあった

★セミナーに参加してどんな成果が得られましたか?

課題の分離を意識して取り組んでみることで、自分の課題を解決できる方向に進められるキッカケを得られたと感じた。

★その他ご感想など

次回の開催までに少しでも現状から成長できたという成果を得たいと思います。

【吉田 沙耶香様】

★セミナー参加前にはどんな課題をお持ちでしたか?

聴くことに、効果的な質問を入れること。

★セミナーに参加してどんな成果が得られましたか?

聴くことと訊くことについて、実践できているところといないところ、知っているけれど使えていないところ、初めて知ったこと、頭の中で整理ができました。これから深めていきたいと思います。

【伊藤 範彦様】

★セミナー参加前にはどんな課題をお持ちでしたか?

コミュニケーションスキルの重要性を職場の仲間に伝えていきたい。

★セミナーに参加してどんな成果が得られましたか?

承認の重要性が再確認できた。

★その他ご感想など

とてもわかりやすい伝え方で、理解が深まりました。

【M.M様】

★セミナー参加前にはどんな課題をお持ちでしたか?

毎日流されていて、本当に注力したいことや自分のために必要な時間をわきに置いている自分が居ました。必要な時間を必要な時に持つ、または計画的に作るということがないがしろになっていることを今でも十分わかっているのに、どう対処しようかを考えることを止めているということが課題でした。

★セミナーに参加してどんな成果が得られましたか?

1)ジャッジをしないで受け入れることに何度もチャレンジしてまずは慣れる。そして、俯瞰して受け入れてみることを意識する。・・と言うことを続けようと確認できた。2)課題の分離・・それは何が問題で誰の問題で、自分はどこまでかかわれるのか、もしくは関わっていいのかを確認することについて、他人には出来ても、自分には甘い時があることをつかめたこと。3)時間軸を見直す必要がある。これは急務だ!と思った。そして3ヶ月に1度は振り返って確かめようと思えた。

★その他ご感想など

気持ちいいくらい場面や現場や、その時の双方の気持ちが見えてうなづくばかりでした。仰っていることが非常に具体的で、かつ無駄がなく、明日から出来ることを自分の中に明確にイメージできたことがとても嬉しくなりました。次回は成長や成果を観て頂きたいですし、習慣づけて磨きたいと思いました。9月が楽しみです。ありがとうございました。あー楽しかった!!!

みなさまの和気あいあいとした場の空気に助けられ、私も非常に楽しくノリにノッて話ができました。9月にまたお目にかかりましょう。

【A.K様】

★セミナーに参加してどんな成果が得られましたか?

最初に参加している私たちの仕事について、理解して下さって労って下さる言葉が染みました。講義の中で「伝え方」の前に大切にすることにどんどん気持ちが向いていきました。仕事時間と自分時間について講座の後からも引き続き考えてています。

真剣にワークに取り組み中

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産業医・伝え方改善コーチ・本間季里のメールマガジン

キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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