強いリーダーがむしろ危険だというたった一つの理由

産業医・伝え方コーチの本間季里です。

「自分はぐいぐい引っ張っていくタイプじゃないんで、リーダーと言われると困るんです」

「明確な方針を打ち出して、皆を引っ張って行かなくちゃとは思うんですけど、どうもそれができなくて」

「リーダーが弱音を吐いちゃいけないと頑張ってきたんですが、体調を崩しました。だめですね」

もう何回こういう言葉を聞いてきたでしょうか?あなたもこんな言葉が頭をよぎりませんか?

リーダーはぐいぐい引っ張って行くものなのか?

そのたびに私は、

「ぐいぐい引っ張っていくのは良いけれど、その方向が間違っていたらどうするんだろう?」

「ぐいぐい引っ張っていくリーダーじゃ、部下はいろいろと意見言えないんじゃないだろうか?」

「苦しい状況とわかっていて、弱音の一つも吐かないリーダーを見て、部下は安心するのだろうか?私が部下だったら、『こんな苦しい状況でも弱音の一つも吐かないくらいの鋼のメンタルじゃないとリーダーはできないのか・・・自分には無理だ』と思うだろうな」

と考えています。

今の時代、ぐいぐい引っ張っていくリーダーは危険!

もし、今の変化の激しい時代に、自分が明確な目標を持って、ぐいぐい引っ張っていくリーダーしかリーダーとしてふさわしくないんだったら、逆に怖いと思いませんか?

プロジェクトが始まった当初は正しい目標設定だとしても、この変化が激しい時代に、プロジェクトの途中で流れが変わったら、ぐいぐいと間違った方向に引っ張られてしまいます。

ぐいぐい引っ張っていくリーダーがいてもいいけれど、リーダー像がそれだけというのは危険すぎます。

リーダー像はたくさんある

リーダーの形は人の数だけあるんです。

あなたの強みを生かした、あなたらしいリーダーの形でいいんですよ、とお話すると、最初はキョトン。でも、いろいろと話しをしていくうちに「私の思い込みだったんですね」とホッとした顔をします。

だって、自分以外の者になろうとしたって土台無理。ぐいぐいタイプの人はそのままで行けばいい。ただし、チームメンバーが置き去りになっていないか気を配って。

チームメンバーの話を聴いて進めていくタイプの人は、一人ひとりとじっくりと語り合えば良い。

自分の力不足を感じている人は、メンバーの力を借りれば良い。きっとメンバーは頼られて自信をつけて、ぐんぐん成長していくでしょう。

場の空気を良くすることに長けている人は、サーバントリーダーを目指せば良い。皆がいきいきと動き出すでしょう。

サーバントリーダーシップについてはこちら
↓  ↓  ↓
https://www.hrbrain.jp/media/human-resources-management/servant-leadership

リーダーがすべきことは自分の特徴をしり、やりやすい形で、あなたなりのリーダー像を作っていくこと。

リーダーは正解を示して、皆をグイグイと引っ張っていく、というのは幻想です。あなたなりのリーダー像を目指してください。

自分なりのリーダー像がわからないという方は、プロの力を借りるのも良いですね。

最短、最速で自分なりのリーダー像がわかり、行動に落とし込んでいきます。

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のなかから、

思考の見える化6ヶ月プログラム、あるいは

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この記事を書いた人

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。