解決モードのスイッチは誰が押す?

新年度になりました。新しい職場に異動になった方、新しい人を迎える職場など色々と変化がある季節ですね。

新しく部下を持つ人や上司が変わった人などもいることでしょう。

新しいメンバーとしっかりコミュニケーションを取ろうと、ついつい気持ちが前のめりになっていませんか?

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何度言ってもわからない、本当にこれで大丈夫?・・・そんな不安から脱出し、自信を持って人生の選択ができるあなたに変わります!

産業医歴9年、延べ4000人のお悩み解決実績。

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前のめりのコミュニケーションとは?

産業医として、たくさんの従業員の方の話を聞く機会があります。上司とのコミュニケーションについて話を聞くと、

「上司が話しているのを聞いているだけです。業務の話ばかりですよ。進捗確認とか業務指示とか。普段のミーティングと変わらないですね。」

定例ミーティングとか進捗会議とかならそれはもちろん良いんです。でも、1on1をはじめとした、通常の仕事の以外の話をする場では、別のコミュニケーションが求められますし、それによって自分理解、相手理解が進むというメリットがあるはず。

そのような場合には、上司と趣味の話や家族の話ってわけにいかないよな、という思い込みがあって、まずは仕事の話から入ると、そのまま進捗確認と業務指示にまっしぐら!といったところでしょうか?これが前のめりのコミュニケーションと私が言ったものです。

解決モードスイッチは誰が押す?

なぜ、仕事の話になると一気に進捗確認になってしまうのでしょうか?

話を聴く側(上司)に「話を聞いた以上、解決しなくちゃいけない」という解決スイッチがあります。部下と話をするときに、ついつい解決スイッチをポンッと自分で押してしまい、部下との会話が進捗確認になってしまうのではないでしょうか?

上司の解決スイッチは、部下が必要と思ったときに部下が押すのです!上司が自分の解決スイッチを自分で押すのではありません!

なぜならば、それは部下の課題であり、部下自身が解決をするものです。でも、自分の手には余る、と部下自身が判断したときに、部下が自ら上司の解決スイッチを押すして、上司の力を借りるのです。

自分が選択したことに関してのみ前向きになる

人間は、自分が選択したことに関しては前向きになります。しかし、与えられたこと、押し付けられたことには反発する生き物です。あなたにも経験ありませんか?

自分が決めたことにはやる気が出るけれども、他人から言われたことには今ひとつやる気が出ない・・・

部下に解決スイッチをいつ押すのか、委ねてみませんか?

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キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。