近所のプロフェッショナルその1:時計修理、五十嵐時計店

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

自分の強みの資質を知るウェブツール、クリフトン・ストレングス®をご存知ですか?私は上位5つの中に「最上志向」という資質があるせいか、「匠の技」とか「極める」などのプロフェッショナルに強く心惹かれます。そういった人たちと知り合いになり、「これからXXはこの人に相談すれば良い」と思えると、私は非常に心豊かになります。

私の住まいの周辺で知り合った、そういうプロフェッショナルな人たちのなかで、今日は時計修理についてです。 

両親の晩年、家の中にたくさんある時計があちこち止まっていたことがありました。電池を入れ替えするときは高いところから時計を降ろさなければならないし、高齢になるとそういうことが面倒になってくるもののようです。 

そこで私がせっせと動くように手入れしていたのですが、なかには簡単に電池を変えられない仕様になっているものもたくさんありました。はじめはぶらっと近所の時計屋に行って修理を依頼したのですが、どこでも断られます。メーカーがわからない、古いものですと部品があるかどうかわからない、修理には技術が必要、などがその理由でした。「新しいものをお買いになったらいかがですか?」と言われると、「そう簡単に言われたくないなあ」と私の最上志向に火がついてしまいました。 

東京でも何箇所かで断られ、実家のある周辺でも断られ、ネットで調べまくっていたら、なんと隣の市に「一級時計修理技能士が修理を行うので、時計のトラブルはご相談ください」という時計修理を全面に出している時計店が!! 自宅からは車で30分ほど。ちょうど良いドライブになりました。店内は非常に静かで、店の一角に修理用のブースが有り、そのブースが想像よりもずっと小さいスペースだったので少し驚きました。店主に訳を話すとその場で持ち込んだ時計の修理の見積もりを出してくれました。代々、一級時計修理技能士の資格をとっているそうで、店内にそれぞれ資格証が飾ってありました。

修理が難しい時計もあったけれど、殆どのものは修理をお願いすることにしました。修理費用も想像していたよりリーズナブルで、見積もりが出たときはホッとしました。時計のなかには思い出があるものもあり、やはり「修理にかかる代金を考えると、新しいものをお買いになったらどうですか?今はお安く手に入りますしね」と第一声で言ってほしくはないなあ、という思いと、これからは時計修理に関しては途方に暮れなくていいんだな、と思いで店を後にしたものです。

その後、修理をお願いする時計はありませんが、あの静かな店内の小さな修理ブースの様子を時折思い出しています。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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