それは誰のための質問、会話ですか?

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

こんなことありませんか?                          部下がミスをした。いつもの部下らしくないミスだ。上司としては迅速にミスに対応するとともに、部下に話を聞かねばならない。話を聞いてもどうもはっきりした原因が浮かんでこない。自分の中で理解できるような理由が見つからない。ついつい、部下のちょっとした言葉を拾い上げ、「ということは、XXってこと?」と聞いてしまう。部下は下を向いたまま「XXって言われてもまあ、そうですかね。どうなんでしょう。とにかくすみませんでした」というばかり。上司から原因の報告を求められたら「わからない」では済まされない。「XXってことなんだね?」とイラっとして言ってしまう。その時あなたは、「よかった。XXってことなんだ」と納得する。

夫婦、親子、友人同士の会話でも同じようなことが起きていませんか?自分が納得して安心するための会話。

自分が納得したいためにする質問。何がしかの結論を出さないと落ち着かないので、なんとか結論らしきものを出そうとする会話。どちらも自分のための質問、自分のための会話になっています。でも、相手の気持ちは置き去りになっていませんか?自分が納得したいための質問をされているとき、相手にはそれが伝わります。「なんだ、こっちのことはどうでも良いんだ。あなたは自分のことだけが大事なのね」と思った経験はありませんか?それを感じた時、相手は心を閉ざします。特に問題解決をする場合には、相手が心を閉ざしてしまってはうまくいきませんよね。

特に問題解決の場では、「自分のための質問になっていないか?」を意識します。意識しさえすれば軌道修正は可能だからです。せっかく問題解決に向けて会話をするのだから、前進できるような会話の時間にしたいですよね

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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