こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。
今年の夏、自宅の庭をリフォームしました。その様子は当ブログでリアルタイムに報告し、多くの友人知人に楽しんでいただきました(ガーデンリフォーム1〜16)。その後の自宅の内装リフォームも終わり、今は新しくなった自宅でゆったりと過ごしています。
庭のリフォームは、隣の市のガーデンデザイナーにお願いしました。(株)Garden Design Berry の今井保美さんです。プロフェッショナルだなあ、と感心したので、どこでそう感じたのか、少し言語化してみました。
第一に、HPから問い合わせをしたら、すぐに詳しいヒアリングと庭の状況を見に来ていただきました。第一印象はとても話しやすい。この家で両親がどう過ごし、庭をどんなふうに考えて手入れしていたのか(私の推測でしたが)、それを引き継いで、私がこれからどんな生活をしたいと思っているのか?私の話はとりとめもなかったと思うのですが、なぜか気持ちよく延々と話をしていました。とにかく聞き上手なのです。私の話を受け止め私の話を聞きながら、私が何を望んでいるのか、私が言語化できていない部分も感じ取っていたのかもしれません。
第二に、私の幾つもある希望を全部入れた上で、さらにその上を行く提案をしてくれました。一ヶ月ほどあとにデザインが出来上がったのですが、私が想定していたデザインを遥かに超えたものだったのでそのことに何より驚きましたが、その見積もりの額にも正直驚きました。でも、この庭の広さや立地を活かして、さらに私が手入れしやすいようにと考えたデザインを、「やっぱり庭が広いので、すごい金額になっちゃいました!」と笑いながら、まっすぐに「こちらです」と私の前に出して、一つ一つ説明をしてくださいました。その時の今井さんの佇まいは、今のベストであるという自信というものを感じました。一方、私は予想を超えた提案と見積額を頭の中でうまく整理できずに、無表情で話を聞いていたかもしれませんが、実は依頼主というものはそこから先、頭をフル回転させて契約するか否か、考え始めるものなのだ、ということを実感しました。
一週間後に手直しをしたデザインを持って来ていただいたのですが、その日まで私自身が一日中デザインを眺め、当時のジャングル状態の庭を見、これからの生き方を再度自分に問いかけ、お財布と相談するため友人のフィナンシャルプランナーにライフプランの相談をしてと、頭をフル回転させると同時に、自分の気持ちにもしっかりと向き合いました。一週間後にはお願いすることに決めたのですが、そこにはガーデンデザイナーとしての自信を感じたことも大きかったように思います。
第三に、職人さんたちとの連携が素晴らしかったという点です。HPに載っている写真と同じ方々が(そりゃそうだ)次々とチームで現れ、担当のところを作り上げていきます。本当にミリ単位でこだわり、ていねいな仕事をしていただきました。こっちとこっちで高さが違うんですね、などと私が言うと、ミリ単位で高さを変えている理由などをよくお聞きしました。また、最近自宅に来た家具修理の職人さんも、帰り際に庭を眺めて「本当に細かい、ていねいな仕事ですね。家具の修理ってミリ単位の作業なので、わたしもついついそういうところに目が行くのですが、これはていねいな仕事です」と感心していました。
これらをまとめると、プロフェッショナルの仕事って
①顧客の話をよく聴き、真の課題と希望を掴む。
②自分の提案に自信を持つ。
③仕事をやり遂げるための良い人的ネットワークを築く。この3点なのかな、と思いました。
毎日、それでも顔を出す雑草と楽しく格闘しています。でも、そういうことをする気持ちになったことが、私には生活の質の向上(QOLの向上)だと思っています。望んでいた生活に大きく前進!