話を受け止めるということ:相手を褒めているつもりが、拒絶していることになっている会話

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

こんな会話をしたことはありませんか?話を聞きたい!と言われたので、求められるままに話を始めたら、話すそばから「わかる!私なんかね!」と始まって、結局延々と相手の話を聞かされることになる。

あるいは、求められるままに本当のことを言ったのに、「そんなはずないですよ!!ない、ない!今の信じちゃいけませんよ、皆さん。謙遜も謙遜、大謙遜ですからね!!」

こういう会話、よくありますよね。前者は友人同士の気楽さから、後者は本当は相手を褒めているつもりで。どちらも共通しているのは、相手の話を受け止めていないこと。一番目は、相手の話を自分の話の呼び水、前座に使っていること。二番目は、本当のことを話しているのに勝手に事実と違うと決めつけて事実は違うと主張していること。こういう話の展開でも、大抵は相手に話を合わせて表面的には楽しい会話は続いていくことが多いもの。でも、あなたは本当に話を続ける気持ちになりますか?話を受け止めてもらえなければ、それは拒絶と感じます。人は自分の存在を受け止めてほしいもの。話を受け止めるのも、存在を受け止めることの1つです。

へえ、そうなんですね。

へえ、そんな風に考えたのですね。

この一言があるだけで、会話の質は変わります。会話の質が変わるということは、相手との関係性も変わるということ。胸の前で手のひらを開いてボールをふんわりと受け止めるイメージです。受け入れなくても良い。ただ、一度は受け止めて。どうぞお試しあれ。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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