杉下右京の佇まい

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

納得できる理由がないのに、相手が自分を下に見ているな、と感じることはありませんか?いえ、納得できる理由があれば下に見られていいということではありませんが、納得できる理由がないと本当に腹が立ちますよね。若いこと、経験が少ないこと、女性であること、時には能力があることさえ、自分の居場所を取って代わられるかもと恐れる人にとっては下に見ようという理由になり得ます。こんなとき、あなたはどう対応していますか?

相手が自分を下に見ようと馬鹿にした態度を取るのは、自分の問題でしょうか?それとも?


原因の中にはあなたが改善すべきこともあるかもしれませんが、だからといってあなたを下に見るような態度を選択したのは相手であって、あなたの問題ではありません。原因が何であろうと、相手には別の態度を選択することはできたはずだからです。


馬鹿にするような、あなたを下に見るような態度を取るのはあなたの問題ではなく相手の問題です。ですからあなたは相手に合わせて自分のことを決して卑下してはいけないのです。

私が常にイメージとして思い出すのは、テレビ朝日のドラマ「相棒」の水谷豊演じる杉下右京さんです。彼は「窓際部署に追いやられた」「頭は切れるが部下がことごとく辞めていく」「特命係なんて捜査権もない」「空気が読めない」などなど様々な人から馬鹿にされますが、彼の佇まいは決して自分で自分を蔑むことなく、どんな人にも同じていねいさで接しています。子供にも、高齢者にも、同僚にも、ヤクザの親分にも、何度も犯罪を繰り返してしまう人にも。彼は自分で自分を蔑むこともないし、どんな相手にもまっすぐに対等に、尊重した態度を崩しません。

バカにされた時、蔑まれたとき、カッとならずに自分の中に「自分で自分を貶めないイメージはこの人」という人がいるといいですね。その人を真似てみるだけで、対応が少しずつ変わっていくかもしれません。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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