どんな成功法則もこの前提が大事!

産業医・伝え方コーチの本間季里です。
産業医歴9年、延べ4000人のお悩み解決実績。
脳科学と心理学をベースにしたコーチングで「あなたの目指すゴール」へ最速でお連れします!

確実に成果を出している人がやっていること

前回のブログで、圧倒的な成果を上げている人がやっていることは、単にやることをリストアップするだけに終わらせず、

1)何をするかだけでなく、それをいつするかまで今決める。決めたら、スケジューラーや手帳に記入する。
2)その際、願望ではなく、実現できる予定を組む。
3)必ず実行する。

ということだったとお伝えしました。

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こういう成功法則を読んで、「そうか!私は甘い!もっと頑張らねば」と気持ちを引き締めた方もいたのかなと思います。実は私自身ずっとそういう人間でした。

成功法則を真似るには大切な前提がある!

でも、これにはとても大切な前提があるんです。本当に大切なことなので、今日はそのことをお伝えしますね。

一番大切な前提とは、あなたの体調のベースが整っていることです。

そのベースとは、健康な心身です。

健康な状態でないと、そもそも気力も集中力も続きません。

「大丈夫!私は健康診断でA判定だったし、仕事は大変だけれど休んだりしていないし」

そう考えた方もいるかもしれません。でも、ここでの心身というのは仕事を休んでいるか休んでいないかということや、健康診断でA判定だから大丈夫という話ではないんです。

エネルギーがたっぷりあって、一時的に大変なことがあっても集中できる余力がある状態です。

ギリギリの精神状態でも、案外人は踏ん張れてしまうもの

私は産業医として、人間がいかにギリギリの状態でも半年〜数年の単位で踏ん張り続け、一見外からは元気そうに見えてしまうものか、沢山の人をみてきました。私は医師なので、症状を念頭に置きながら、いつからどんな体調だったか、仕事のパフォーマンスがどうだったかをていねいに話を聴くことができます。

すると、本当に年単位で踏ん張っている人がいかに多いことか・・・

ここまで人間というものは踏ん張ってしまえるものなのか、という経験をたくさんしています。

そして時々このブログでもお話していますが、私自身が何十年とギリギリの状態の自分自身に気づくことなく、「もっと頑張らないと」と自分に鞭打つ日々を過ごしていたのです。

心身の健康度が高くないと、どんな成功法則もうまくいかない

ベースの心身の健康度が高くないと、どんな成功法則もうまくいきません。

だから、成果を上げている人、起業家と言われる人たちが健康にも気を配っているのはそういう理由なんですね。

心の健康度を判断する目安

では、心身の健康度が高くないなと判断する目安はなんでしょう?例えばこんな例が挙げられます。

1)仕事はしっかりできる。でも仕事が終わって帰宅すると、ぐったりして何もしたくない・・・ソファにゴロッと横になってため息を付いてなかなか起き上がれない。

2)本や業務上の書類を読んで理解することが以前に比べてできなくなった。

3)簡単な住所氏名を書いて提出する書類もそのまま。期限が過ぎて催促される。

4)片付け、掃除などが前のようにできなくなって、いつも雑然としている。だからいつも探しものをしている。

こんなところでしょうか?もしあなたがそんな状態だったら、今すぐに心身を休めることを第一に考えてほしいです。

それを抜きにしては成功法則もへったくれもないんですよ。

疲れを取るには案外時間がかかるもの

疲れを改善するには、あなたが予想しているよりもっとずっと時間がかかります。1週間くらい夏休みを連続して取れたからって、疲れはそんなに取れやしません。

その理由は、頭(脳)が休めていないからです。

あれはどうしよう、これはどうしよう、〇〇さんが困ってやしないかな?ずっとそういうことを考えていたら脳は休まりません。

勤休上休みが取れたかどうかじゃないんです。いかに脳を休ませることができているかなんです。←産業医として本当に疲れ切っている人をたくさん見てきているので、ついつい力が入っちゃう!!

心身を休めるためには

●仕事をしている人だったら、業務量を減らしてもらえるように自分の状況を話し交渉する。

●家族にも協力を求めて、最小限のことだけをし、それ以外はひたすら体を休めたいのだということを伝える。

●睡眠時間をたっぷりとる。

●可能な限りダラダラ過ごす。

●頭を空っぽにする時間を意識して持つ。

もちろん自然の中で過ごすとか、適度に運動をするなどもいいですよね。

でもそれは自然と「外出しても良いなあ」という気持ちが湧いてきたら、にしましょう。外出するというエネルギーがでてきたということですからね。

くれぐれも

「もう2週間も何もしないでいたから、このままじゃまずい。そろそろちゃんとした生活しなくちゃ」

みたいな考えで自分を動かそうとするのはやめてくださいね。

それは頭で考えていることだから。心や体は正反対のことを叫んでいるかもしれません。

ベースの心身の健康という意味がわかっていただけたでしょうか?

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産業医・伝え方改善コーチ・本間季里のメールマガジン

キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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