レモンの木、その後

こんにちは。コミュニケーションスキルと自分の強みを活かすことにより、ストレス軽減のサポートを行うストレスマネジメント・コーチの本間季里です。 

庭のレモンの木に数年ぶりに実がついたことに気づいたのが7月下旬、そこからずっと実が青いまま。今年は青いままなのだろうかと半ばやけっぱちになっていたところ、11月に入って少しずつ少しずつ黄色い部分が見えてきました。一ヶ月ほどかけて全体が黄色に。ああ、実がなって、熟していくのにはこんなに時間がかかるものなのだなあと、初めて気がつきました。 

今まで私はこのレモンの木の何を見ていたのだろう。毎年、実をつけたりつけなかったり。葉っぱが元気だったり虫食いがあったり。決して同じ年はなかったはずなのに、私の中にはろくにそれらの記憶がありません。いつも目の前に立っていたはずなのに、私はちゃんとレモンの木を見てはいなかったことに気づきました。 

人は見たいものを見たいようにしかしか見ない、とはよく言われることです。レモンの木と同じように、いつも身近にいる人のこともちゃんと見ているでしょうか。表情は元気そうか、それとも沈んで見える?そして自分のことは?ちゃんと自分に目を向けている? 

黄色い実をつけたレモンの木が私に語りかけているようです。 

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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