壱岐に旅行してきました。
壱岐は九州・福岡と対馬の間にある小さな島です。その名も「壱岐」という焼酎がある通り、焼酎の生産が盛んですし海産物も豊かですが、実はそれだけではありませんでした。
こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。
港の近くにでかけてブラブラと散歩をしていて、路地に入っていくと突然、昔ながらの建物なのになんとも洒落た店が経つ一角があるではありませんか。一軒は旅籠、その隣に旅籠のお食事処、そして斜向いに喫茶店?というような店があり、入ってみました。
喫茶店ではなく、なんと、島で唯一のクラフトビール工場に併設された立呑みでした。
Island Brewery
もともとは焼酎を作っていたらしいのですが、数年前にクラフトビール作りに切り替えたそうです。それも焼酎作りで培ったノウハウを活かし、焼酎で使う白麹をビール作りに使っているのだそう。
ビールの色はかすかに黄緑色がかった美しい色で、とても良い香りのビールでした。他にも数種類のクラフトビールがありました。
立呑スペースからはビール作りの工場が見え、中で立ち働く人達の様子もみることができます。ビールが作られるプロセスの一端を見ながら、まさにそのビールを楽しむことができる。
古風な店構えといい、歴史と未来を両方感じさせる場所でした。
また、街なかには、移住を検討している人のための相談所も開設されていたり、コワーキングスペースがあったりと、時代の流れに沿った工夫をしているのを感じます。
いいオフィス壱岐 by イキテイク
郷ノ浦港観光案内所コワーキングスペース「みなと」
福岡港からジェットフォイルで1時間なので、毎日出社という方には厳しいかもしれませんが、在宅勤務の割合を多くできる方には、普段は壱岐で仕事。休憩には港や内陸の古墳、神社を散策し、リフレッシュ、という働き方もありだなと感じました。
コロナ禍で本当に働き方が変わりましたよね。在宅勤務をうまく取り入れるという流れは今後も続くでしょう。
私自身、自分の仕事の中でも産業医という仕事は対面でないと難しいと考えていましたが、実はそれも思い込みだったんだなということをこの3年間に思い知りました。
実際私もこのコロナ禍で東京の部屋を引き払い、房総半島の真ん中にもともとあった家に完全移住を決めました。それも在宅勤務を取り入れながらの仕事に変わったからです。
2拠点生活、地方への移住ということをたくさん見聞きするようになりました。壱岐でもその流れを身にしみて感じました。
弥生時代からの歴史とこれからの産業や働き方・暮らし方。過去と未来の両方を感じられる壱岐の旅でした。