自分の強みを客観的に知る:ストレングスとは何か?

こんにちは。ストレスマネジメント・コーチの本間季里です。コミュニケーションの方法を少し変えたり強みを知り活かすことで自分や相手への理解を深め、個人と組織の幸福度を高めるサポートをします。クリフトン・ストレングスをご存知ですか?あなたが何気なく、自分にできるのだから誰でも同じようにできるはず、と思いこんでいるあなたの強みの素、いえ、自分ではできるとすら思っていないようなあなたの強みの素を発見するWEBツールです。


10数年前、私はいつも努力している割に評価がついてこない、頑張っている割に認められない、そもそも肝心なときに腰が引けてしまう、でもそれを自分で認められない、、などなど、いつも心のなかにどんよりした重しを抱えて生きている感じでした。そんなときにアメリカのギャラップ社が提供するクリフトン・ストレングス(当時はストレングス・ファインダーと言っていました)を知りました。当時、自分の中では明確に「長所を持ち寄って仕事をするほうが絶対良い」という思いはありましたが、それをここまではっきりと打ち出しているものに出会って、膝を打つ思いでを買い、WEBテストを受けてみました。強みのもととなる個々の特質はものすごくたくさんあるようですが、それをグループにした資質群が34に分けられており、トップ5だけを知ることもできるし、34全部を知ることもできます。それでまずはトップ5を出してみました。はじめの感想は「へえ、そうなんだ」あまりピンときませんでした。私のトップ5は

  1. 着想
  2. 個別化
  3. 最上志向
  4. アレンジ
  5. 学習欲

着想って言われてもね〜、別に次々とアイデアが湧くわけでもないし、と長いこと思っていましたが、あるときふと、「ほう、これが私の着想の使い方なんだな」と納得したことがありました。「市民シンポジウムの企画をお願い、一両日中に!テーマはリーダーシップ」と言われ、あ〜でもない、こ〜でもないとぐるぐる頭の中で考えていたとき(というより歩きまわりながら自分の頭の中と会話している感じ)、ポ〜ンと真っ暗闇の中から昔テレビで見たあるドキュメンタリーのいち場面が浮かんできました。その瞬間、暗闇と自分の中でつながるものがあり、「はい、これね」と納得感が得られテーマが決定。テーマが決まれば、お願いする演者は割とサクッとリストアップできました。結局、2ヶ月後の市民シンポジウムには多くの方に来ていただき、盛況に終わりました。何より嬉しかったのは、演者のお一人に「この企画考えたの、あなた?私はいろいろなところに呼ばれたけど、この切り口でお願いしますって言われたの、初めてです。素晴らしいよ。あなたこれでビジネスできるよ。」と声をかけられたこと。後々、私はしっかり勉強してギャラップ社認定ストレングスコーチになったのですが、そこで知り合ったストレングスコーチ仲間から「それは着想で考え、アレンジで作り上げる、ってことだね」と言われ、それ以来、私は自分のこの資質の組み合わせがとても好きになりました。この経験は、「皆が同じなわけではない。私だからこういうふうにできたんだ。」と理解するきっかけにもなったし、今まで漠然と「これって私の長所?」と思いながらも今ひとつ確信が持てなかった事柄に太鼓判を押されたような感じでした。クリフトン・ストレングスに出会ったことだけが理由ではありませんが、その後、私自身が自然と「これが私」と良いところも良くないところもひっくるめて受け止められるようになっていく一つのきっかけだったことは確かです。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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