部下になめられちゃいけない、と思えば思うほど

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

私はいろいろな勉強会に参加して勉強を続けています。自分より先を行き成果を出している人を見ると、当然ですがすごいなぁと感心します。自分なんかよりも能力が高いのだ、だからうまくいっているのだとついつい考えてしまいます。

でも、自分よりも先を行っている人たちがまだ駆け出しのころの、失敗談や苦労話、うまくいかなかったことなどを聞くと誰もが通る道なんだなとむしろ励まされます。

ビジネスパーソンの方たちの話を聴いていると、正しい方向を示し、皆を引っ張っていく強いリーダー像を思い描き、自分にも課している人が沢山いることに気づきます。ときには、部下を前にいつも正しく、ナメられずに皆を引っ張っていかねばと、いつも緊張している人もいます。

その緊張感は部下に伝わりますし、部下にも緊張が伝染してしまいます。両者の関係は微妙にギクシャク。

緊張感は抑え込もうとすればするほどますます強くなっていき、悪循環になります。そんなとき、自己開示するという方法を知っていますか?

緊張しているときは「緊張しているんだよね」、「いつも間違っちゃいけない、と肩に力が入ってしまうんだよね」とそのまま言葉にしてみます。あなた自身の緊張感が和らぐだけでなく、周囲の人に伝染した緊張感も薄らいで、場の空気が変わります。

でも、部下からナメられないかって?

「案外、正直な人なんだな」「こういう責任ある立場で仕事をしているんだから、そりゃ当然だよな」「正直に言えるって素敵だな」と受けとめてもらえることのほうが多いですよ。

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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