相手の課題は相手のもの、汗をかくのは自分じゃない

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

1990年代のはじめころ、ビジネス書の「1分間マネージャー」シリーズが流行したことがありまして、私も当時読みました。

特に印象的だったのは、「1分間マネージャーの時間管理」で、部下が抱える課題をモンキーにたとえていました。部下が相談に来ると、上司がそのモンキーを引き取ってしまい、モンキーが部下の肩から上司の肩にひょいと乗り移って、部下は身軽になって自分のデスクに戻り、一方で上司の部屋は部下のモンキーだらけで上司はアップアップ。

部下はたびたび上司に進捗確認をし、上司はあたふたと忙しく働きまわっている。当時、笑いながら読みました。それ以後、誰が抱えるべきモンキーなのか、ずっと意識するようにしています。

先日、ちょっとしたセッションを受けました。私がクライアントなのですが、相手が一生懸命話をしてくれるので、いつしか私はのんびり構えてしまい、私の頭が考えるのをサボっているのを感じました。

本当はクライアントである私のほうが真剣に考えなくてはいけないし、汗をかかなくてはいけないのに、どこかゆったりと構えてしまい「相手が考えてくれるんだから〜」という気分になってしまったのです。

さて、職場で盛んに行われている1on1。部下のための時間と位置づけられていることも多いと思います。そこで、同じことが起きてはいないでしょうか?

部下のための時間であれば、上司がゆったりと構えて、部下自身が一生懸命に考え、汗をかく。

ところが実際には、上司が一生懸命で汗をかき、部下はのんびり構えて「いつもの進捗確認と同じ」と考えるのをサボる、こんな逆転現象が起きてはいないでしょうか?

どちらが汗をかくのか?常に意識をしたいものです。

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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