アサーティブのワークショップ@奈良

アクアライン〜東名高速〜伊勢湾岸自動車道〜東名阪自動車道とかっ飛ばし、ひたすら奈良の街を目指す!奈良の街は修学旅行以来。学会参加などで何度も京都までは行く機会がありましたが、なかなか奈良まで足を伸ばすことはありませんでした。

今回、奈良をめざしたのはアサーティブのワークショップをするためでした。数年ぶりの対面のワークショップ。

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

ワークショップ会場であるアトリエ宝来はコンクリート打ちっぱなしの洒落た外観。中に入るとモダンな絵がそこかしこに飾ってあり、コンクリート打ちっぱなしでありながら暖かな雰囲気でした。

アトリエ宝来では定期的に今回のようなワークショップを開催しており、今回参加してくださった方たちもほとんどが知り合いで、すでに場は温まっていました。

前半では、

1)コミュニケーションは練習で改善できること

2)なぜコミュニケーションのトレーニングが必要なのか

3)アサーティブの理論の話

4)アサーティブの体験談

後半で自分のコミュニケーションの悩みを出してもらい、グループでどうしたらアサーティブに伝えられるか検討する時間をたっぷりと取りました。

休憩時間もワークショップの続きでワイワイガヤガヤ。お悩み、体験談、質問でにぎやかです。ワークショップ後の懇親会も美味しい料理をいただきながら、やっぱりワークショップの続き。和やかな中にも真剣に、日常のコミュニケーションの難しさが次から次と出てきます。共感し、傾聴しあい、ちょっとアドバイスがあり・・・ほんとうに、みなさん熱心でした。おかげさまで数年ぶりの対面でのワークショップだったにもかかわらず、密度の濃い時間を過ごすことができました。ともに場作りをしてくださった参加者の方々に感謝の気持ちです。

アンケートでは得られた成果として様々なことをお書きいただきました。以下、ワークショップで得られたことです。許可を得て掲載いたします。

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●明日から意識してやってみようという気持ち。何かが変わるかもしれないワクワク

(H.O様)

●事実、感情、要求、提案を分けることで、伝え方がシンプルになり、伝えやすくなる。

(T.K様)

●対等な関係、具体的な要求の効果

(小谷裕子様)

●1度のコミュニケーションで伝えようとしない。同じことを何度も繰り返して言うこと。問題から逸れないこと。

(R.I 様)

●アサーティブコミュニケーションの体験による感覚の成果と、これからの行動を変えたいという気持ち

(Y.T 様)

●伝える基本の形を改めて確認出来た事です。それを実際にロールプレイする事で効果も体感しました。その形で実践してみたいです。

また受け取り側のタイミングもあるというを知れて良かったです。

(K.M様)

●自分の感情を蔑ろにしない。

言いたいことを簡潔に言えるまでしっかり向き合って言葉にする。

怖がらないで向き合う。

リアルの場でお話しが聞けて良かったです。ありがとうございました。

(M.U様)

●相手によっては、ふざけながら伝えたりしていました。「覚悟をもって」という言葉がとても響きました。

(Y.A様)

●自分だけではなくて、相手も大切にするということ。

今まで伝えにくいことを飲み込むことが多かったのですが、ファンデーションを学んできたおかげか、自分の気持ちを伝えることができてきていることを実感しました。

そのぶん、率直に言い過ぎて相手を切ってしまっているのでは?ということも、今回の気づきとしてありました。

今後はその伝え方をもう少し深掘りできるといいなと思います。

(橋本容子様)

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ご参加の皆さま、本当にありがとうございました。

このワークショップがきっかけとなって、ご自分のコミュニケーションの癖と向き合い、より対等で率直なコミュニケーションへと向かわれることを願っています。

このように、ご要望に応じて対面でもオンラインでも、ご要望に沿って、セミナー/ワークショップ/研修を行います。

私はプロセスも楽しむので、対面の場合は全国どちらでも伺います。

お問い合わせはホームページのお問いあわせフォームよりご連絡ください。

伝え方に興味がある方はぜひ、ご登録ください。読むだけで、伝え方に関する視点が増え、知らず知らずのうちにあなたの伝え方が変わっていきます。

産業医・伝え方改善コーチ・本間季里のメールマガジン

キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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