自分との約束を守る

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こんにちは。ストレスマネジメント・コーチの本間季里です。コミュニケーションの方法を変えたり強みを知り活かすことを通して、個人と組織の幸福度を高めるサポートをします。

私のスマホのリマインダーアプリには、「自分との約束を守る」というタスクが入っていて、毎日繰り返すよう設定されています。もちろん、その項目のあとには具体的なアクションがいくつか入っています。

自分との約束が小さなことであっても自分で自分に約束したことを守ること、それを繰り返していくと自分に対する信頼感が醸成されていきます。なぜなら「私は自分に対して決めた約束事を守れている。自分との約束を守れる人間である」と思えるから。

その話を初めて聞いたのは、アサーティブなコミュニケーションを学んでいた時でした。自分も相手も大事にするアサーティブなコミュニケーション。まずは自分が自分を大切にすることから始まる。自分を大切にするということは、自分が自分を大切にするに足る人間であると信頼していること。自分を信頼するためのひとつは、自分との約束を愚直に守ること。

また、自分の土台をしっかりと安定させるための方法の一つとして「自分との約束を守る」という同じ言葉にコーチング理論でも出会いました。

私の場合、職場での自分との約束のひとつは、①コピー機の用紙がないことに気づいたら「ああ、運が悪いな」と思いつつ、新しい包みを破ってさっさと補充する、②シュレッダーの裁断された紙が一杯になってアラームランプがついたら、「ああ、運が悪いなあ」とつぶやきつつも、さっさと取り出して新しいゴミ袋と取り替える、などです。どちらも「そんなこと?」というようなことですが、ついつい気が急いていると先送りしてしまいがち。でもそれは「他の人がやればいい」という考えにつながる気がして、職場同僚との対等感という点から自分の中で引っかかりを感じます。

こういうことがらは誰にでもあるはず。自分にとって「自分との約束」にはどんなものがあるのか、改めて洗い出してみませんか?

写真はちょうど一年前、伊豆高原の断食リトリート「やすらぎの里」で一週間過ごしたときの朝の散歩で見た日の出です。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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