自信過剰バイアス

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

先日、私は友人を車で迎えにいこうとしていました。おおよその時間を知らせておけば、友人もそれまでにかんたんな用事を済ませるなど時間を有効に使えると思って、「1時間後くらいにそちらに到着すると思う。いまから○○と△△を済ませていくからね」とメッセージを入れました。

で、結局は2つのうち一つしか済ませることはできず、友人の家に迎えに行きました。

まあ、こういうことは日常的にあると思うんです。取り立てて私が時間管理ができていない、というわけでもないだろうし。。。

ただ、そのときに私は「ああ、わたしはまだまだ自信過剰バイアスが強いんだな」とくすっと笑ってしまいました。そして、時間管理の精度を上げていきたい、つまり、何かをするときの所要時間の見積もりと、実際にかかった時間との誤差を少なくしたいな、と考えていました。なぜなら、積み残し、やり残し、先送りは私のやる気を著しく削ぐので、もっと減らしていきたいなと思っていたからです。

自信過剰バイアスとは行動経済学の言葉で、「自分の知識や経験は非常に優れていると過信することにより、状況の正確な判断や対応ができなくなること。」

つまり、自分は知識や経験からいって、この時間内に○○と△△ができる!と思ったが、それは正確な判断ではなかったということです。自分には自信過剰バイアスがあるということを自覚して、少しずつものごとの精度を実態に近づけていきたいものです。

友人にその話をしたら、「そんなに自分に厳しくしなくても良いんじゃないの。そんな自分を許してあげなよ」と言われましたが、私の場合「あ〜、できなかった〜〜!!」という感情が、やる気を削ぐから。でも、こういうことをさらっと言ってくれる友人の存在はとても重要ですね。常に、「自分を許してあげなよ」という選択肢を提示してくれるわけなので。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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