怒りの裏側にあるもの

怒りの感情が湧いてくることはありませんか?あるいは、なぜこんな時に相手は怒り出すのだろう?と信じられない気持ちになったことはありませんか?

怒り、というほどではないにしても、本当はしょげている相手を慰めたり、体調が思わしくない相手を労ったりしようと思っているはずなのに、相手を思いやる感情よりも「なんで?」という、怒りのスパイスをまぶした感情が生まれて心がざわついてしまい、そんな自分に罪悪感を感じてしまうことはありませんか。

怒り、と一言で言っても、そこには幾つかの種類があります。
1)うまくいくと思ったことがうまくいかずに、とっさに湧いてくる怒り
2)長い間傷ついてきた事柄に触れられたことによる怒り
3)社会の理不尽なことに対する怒り

自分の中にふと湧いてきた怒りの感情が、上記のどれなのか、考えてみると以外な自分の怒りのツボがわかるかもしれません。
1)は、原因があって、その原因が取り除ければ怒りは収まります。
2)は、家族内の問題や、夫婦間、上司−部下関係など、長い間の人間関係により傷ついた体験からくる怒りです。経過が長いことや、複雑に入り組んだ問題になっていることが多いので、カウンセリングを始めとした専門家の手助けが必要なことも多いでしょう。
3)の理不尽さに対する怒りは、例えば差別や不公平さを見過ごせないことから起こる怒りです。このような怒りをエネルギーとして、社会の変革をもたらす行動へと向かう人も多く存在します。単に怒りを露わにするだけにせず、問題提起や解決への行動に結びつけることを意識してはいかがでしょうか。

このように、単に「怒り」というカテゴリーで漠然と括ってしまうと、怒りはすべて良くない感情で、怒りを感じる自分を責めてしまうという悪循環に陥ってしまいますが、1)〜3)のどこに分類される怒りなのだろう、と考えてみると、その後の対処の仕方も明確になるかもしれません。

 

 

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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