「リーダーシップとコミュニケーション」登壇しました

リーダーとリーダーシップの違い、明確に言えますか?

リーダーシップを取っているときにあなたに迫りくる、どんなリスクがあるのか、理解していますか?

そしてどう乗り越えたら良いのか、イメージできていますか?

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WeCanLead

3月18日(月)夜に、WeCanLeadの月例オンラインセミナーに登壇し、「リーダーシップとコミュニケーション」と題して話をしました。

WeCanLeadは、医学・医療分野の女性リーダーを育てる活動で、旭川医大皮膚科の山本明美教授が中心となって進めている活動です。

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医学・医療分野の方ばかりでなく、異分野の方の話を聞く機会もあります。

リーダーとリーダーシップ

日ごろ、産業医として多くの方の話を聞いていると、リーダーとリーダーシップを同義語と信じて疑わない人が多いことに驚きます。

●リーダーは役割、ポジションの名称。

●一方でリーダーシップとは、組織が掲げるビジョンや目標達成のために影響力を発揮する個人の能力。そう、能力のことです。

だから、リーダーシップのないリーダーというのもたくさんいる。リーダーではないけれどもリーダーシップがある人もいるわけです。

グループのトップの立場にいて大きな声を出したり、命令していれば「リーダーシップを発揮している」というわけではないのです。

リーダーは一人でも、全員がリーダーシップを持つ

日本には「船頭多くして、船、山に登る」ということわざがありますよね。指示を出す人がたくさんいると、船が海にいかずに気づいたら山に登っていたなんてことが起こる。だから、指示を出す人は一人で、あとは指示に従って動くのが良い、という意味で使われます。

簡単な問題ならそれで良いかもしれませんが、今の世界は問題自体がもっと複雑。全員の異なった視点と経験をフルに使って、多角的に問題を捉え進めていかねばなりません。だからこそ、全員が問題に取り組み意見を出すことで、ゴールに向かって影響力を発揮していかねばなりません。

そういう意味で、全員がリーダーシップを持ち、発揮することが大切なのです。全員がリーダーシップを持つチーム・組織は、意思決定が早く、柔軟でありながらも強い組織になるというのがこういう理由なのです。

おすすめの書籍は

さて、準備期間中は久しぶりにリーダーシップについてガッツリ考えました!

十数年前に真剣に読んだ、アメリカ、ハーバード大学公共政策大学院教授(現・上級講師)のロナルド・A・ハイフェッツ氏の著書「最前線のリーダーシップ」を改めて読みました。

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巷には「こういうリーダーシップがありますよ」とか「私はこんなふうにしてリーダーシップを発揮してきました!」という情報は溢れています。リーダーシップに関するまとめ記事もたくさんあります。

でも、ハイフェッツ氏のリーダーシップ理論は、数十年もの実践と研究の成果に基づいています。実践は多岐にわたります。人、組織、政府やNPO法人等を対象としており、それらへのコンサルテーションの成果です。

だから、リーダーシップを発揮するとこんなリスクももれなくついてきますよ、ということもはっきりと述べています。そして、その乗り越える方法にも言及しているところは読み応えがあります。

人は失敗からしか学べない

人は失敗からしか学べないとはよく言いますが、リーダーシップも同じですよね。

リーダーシップを発揮していると、常に結果の成否はある。しかし、どちらにせよ人の中には学びとしての財産が残る!

その財産が複利を生むように、人の成長を後押ししてくれるのですよね。

リーダーシップを発揮する機会は身の回りにいくらでもある

目的を達成するために影響力を発揮する個人の能力がリーダーシップなので、身の回りのことでもリーダーシップを発揮する機会はたくさんありますよね。

例えば町内会の意見の取りまとめも、リーダーシップの発揮なくしては成り立ちません。話し合いの目的地やゴールを理解したうえで、建設的な意見を述べる。あるいはそれぞれがバラバラな意見を言っているところを、ゴールに向かって整理していく。

家族内の旅行の計画も同じです。皆が好き勝手に意見を言っているところを、ゴールに向けて整理しながらとりまとめていく。

いずれもリーダーシップの発揮ですよね。

あなたは今日、どんなリーダーシップを発揮しましたか?

伝え方に興味がある方はぜひ、ご登録ください。読むだけで、伝え方に関する視点が増え、知らず知らずのうちにあなたの伝え方が変わっていきます。

産業医・伝え方改善コーチ・本間季里のメールマガジン

キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。