アンガーマネジメントのテーマで研修をしました

産業医・伝え方コーチの本間季里です。
産業医歴9年、延べ4000人のお悩み解決実績。
脳科学と心理学をベースにしたコーチングで「あなたの目指すゴール」へ最速でお連れします!

研修に登壇しました

先週、10月18日(金曜日)は、長崎大学ダイバーシティ推進センターの研修「ダイバーシティ推進学習プログラム」に登壇しました。

こちらの研修は学内限定で、およそ月1回開催されています。テーマは様々で、「男性の産後うつ」などという回もありましたよ。

なかなか興味深いテーマの選定ですよね。学内限定なのが残念です!

テーマはアンガーマネジメント

私のテーマはアンガーマネジメント。アンケートでテーマを募ると必ず毎年出てくるテーマだそうです。

仕事をしていると、理不尽なことに出くわすことも多く、怒りの感情を持て余すこと、ありますよね。

怒りの感情、あなたはどんな風に捉えていますか?やっぱり怒りの感情は負のイメージがありますよね。

だから怒った自分を自分で責めてしまう。

怒りの感情を押し殺す。それしか思い浮かばない、ということも多いのではないでしょうか?

怒りとは、その表現とは

研修では、怒りとはなにか、怒りには実はいくつかあって、大切にしたい怒りもあるという話からスタートしました。

とは言っても、その表現には気をつけたいもの。

自分の怒りポイントを知ったり、うまくコントロールする方法を整理してお伝えしました。

怒りの見える化

私の得意とするところは話の中に盛り込む豊富な事例。今回は、私自身の事例を提示しながら怒りの見える化、ものごとの解釈の修正方法などをお伝えできました。

見える化とは、いわゆるアンガーログと言われるものですね。

まあ、自分の事例を出すのは非常に恥ずかしいんですけれどね。

実は一年ほどまでに気づいた「自家用車を運転すると人が変わる」という事例です。

この事例を使って、怒りの感情の見える化をどうやっていくのか、ものごとの捉え方の修正をどうやって行くのか、お見せしました。

いや、恥ずかしかったですが、臨場感があってそれはそれで良かったんじゃないでしょうか。

課題を一緒に解決していくための伝え方もセットで

原因となった課題を、相手と一緒に解決していくための伝え方も重要ですよね。セットでお話できました。

これはアサーティブといって、自分の気持ちをはっきり伝えるとともに、相手の話にも耳を傾け、長期的には良い関係性を作っていくためのコミュニケーションの方法の一つです。

やはり怒りをうまくコントロールするだけでなく、そのあと相手に適切に伝えることとセットなんですよね。

怒りをぶつけられたら

最後は当然ですが、自分が怒ったときだけでなく、理不尽に怒りをぶつけられたときの対応にも触れることができました。

嬉しいことに質問もでました。実はその質問を通じて、怒りをぶつけられたときに、ぶつけられた人が感じる孤立感の話もできました。

当事者ではないからこそ、怒りをぶつけられた人に声をかけること。

それだけで理不尽に怒りをぶつけられた人には人とのつながりを感じ救われた気持ちになるものです。

そんなこともお話でき、充実の研修ができました。

ご自分の組織で、価値観の異なる様々な人とともに働くときに必要なマインドやコミュニケーションのスキルに関しての研修やセミナーをお考えの方はぜひ、お問い合わせください。

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キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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