時間管理、上手にできていますか?時間管理で大切な3つのポイント

産業医・伝え方コーチの本間季里です。

時間管理、上手にできていますか?

 

時間管理、上手にできていますか?

「時間管理って、何か縛られているみたいで嫌」そんな声も聞こえてきそうですね。

でも本当は時間管理って、あなたを時間から自由にしてくれるものなんです。

 

 

時間管理をして自由になろう!

 

先日、2024年の上半期の振り返りの会に参加しました。毎週、振り返りをフェイスブックグループにアップして、互いにコメントしあったりしているのですが、半年ごとに半年の振り返りをしています。

 

そこで、同じグループになった人が、人生の年表を書くワークショップに参加したら、案外死ぬまでにやれることって少ないんだな、と実感したので、ワンちゃんを飼うことを決断した、という話をしてくれました。

 

そうか、だったら時間管理をしっかりして自分を思う通りに動かし、余白の時間でやりたいことをしたいな、そんなふうに感じました。

 

本来時間管理って、「次は何をしようか」と迷うことなく行動するために行うもの。だから、自分のマネージャーみたいなものです。やるべきことの見落としをなくし、余白の時間を見える化してそこは思いっきり羽根を伸ばすためのツール。だから、時間管理は自分を自由にしてくれるものなのです。

 

 

時間管理で大切な3つのポイント

時間管理で大切なポイントは3つあります。

  1. 自分の行動パターンに合わせる
  2. やらないことを常に考えて省いていく
  3. 自分の行動の癖に合わせる

1.自分の行動パターンに合わせる

私は一つのことが終わったあとに、「あーあ、終わった、終わった」とソファにゴロッと横になって休みます。このときに録画したドラマをぼうっと見たり、スマホゲームをしたり、手帳を眺めたりします。

 

だから私の場合は、次の予定をいれる前に30分から1時間の余白の時間をいれることが大切なんです。これをしないと、あっという間に後ろの予定が押してしまう。一旦押してしまうと、人間はてきめんにやる気を失うもの。

自分の何気ない行動パターンをバカにしてはいけません。「がんばってすぐに次の行動に移ろう!」などと決心して、やれるのはせいぜい半日。それよりも、自分の自然な行動パターンを崩すことなく時間管理をすることのほうがたいせつなんですよね。

2.やらないことを常に考えて省いていく

努力家であればあるほど、人はやることを付け足していく加算方式で頑張りがち。でも、これはすぐに破綻します。「いえ!私はひとつひとつのことを効率化します!」と高らかに宣言する方もいるのですが、努力の割には時間短縮にはなりません。

そのうち、疲弊してしまいます。それはあなたにとっても、あなたを頼りにしている人にとっても良いこととは言えませんよね。

それより簡単で効果的なのが「やめることを決める」ということです。

例えば英語あるいは英会話。多くの人が英語の勉強を目標に上げます。かつての私もそうでした。どうしてもある程度の英語の実力を示さないと得られない仕事もあります。ステップアップして目指すポジションに付くためにどうしても語学力が必要、そういうこともあるでしょう。

 

でも、ただなんとなく「英語ができたほうが有利だから」程度のことでは、忙しさに取り紛れ、英語の勉強の時間を確保していても、実際には勉強を続けることは困難です。

 

現在、明確な目標がないならば、思い切ってやめてしまうのも一つです。時間に余裕が出るだけではありません。

いつもいつも頭の片隅で「今日も英語を勉強できなかった」とがっかりすることもなくなります。この、毎日自分にがっかりするというのを、多くの人は軽く考えています。

「自分は自分で決めたこともちゃんとできない人間である」と毎日毎日、自分に言い聞かせているようなものです。これでは自己肯定感、自己効力感は高まりようがありません。

3.自分の行動の癖に合わせる

最後は、自分の行動の癖に合わせるということです。

例えば、私のことで言うと、新しいことにはものすごく時間がかかります。「どうやったら良いのかな?」と迷ったり調べたりする時間だけでなく、なんとなく「後で良いや」「明日で良いや」という逃避行動が繰り返され、結局簡単なことが先送りになって遅れてしまう。

こういう自分の行動の癖というのは実は認めたくないもの。だから多くの人は時間管理で失敗してしまうのですよね。こういう自分の行動の癖を知って、それを見越した時間管理をしていくことが大切なんです。

「いや、その必要はないです。今後は気をつけます」

という方も多いのですが、今までそれでうまくいっていましたか?うまくいっていないなら、今回は別の方法を試すように、ということなのでは?

 

自分を時間の呪縛から自由にするために、自分にあった時間管理を今日から進めていきましょう。

この記事を書いた人

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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