自信があるとはどういうことか?

あなたは自分に自信がありますか?

私は産業医でもあり、コーチでもあります。だからクライアントさんの話を聴くのが仕事です。注意深く話を聞いていると共通する言葉があるなあと気づく時があるんです。

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産業医歴9年、延べ4000人のお悩み解決実績。

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自信がないんです

その一つが「自信がないんです」「どうしたら自信が持てるようになるんでしょうか」という自信に関するもの。

「私、自信過剰気味じゃないかって気になっているんですよ!」という人も来てくれればありがたいんですが、そういう方はまずいらっしゃいません(汗)。

ないのも困るけれど、過剰気味なのも困るというのが世の中にはたくさんあるけれど、自信もその一つですよね。

自信がないひとがやりがちな2つの間違い

自信がない人が無意識にやってしまう間違いが次の2つです。

1)(自分に自信がないから)他人からの承認を強く求める

2)(自分に自信がないから)資格などで自分の外側を固める

いかがですか?無意識にやっていませんか?

資格などを取りまくるというのは本人の頑張り、努力の賜物でもあるので良いとは思うのですが、厄介なのは他人からの承認を強く求める人ですよね。

他人からの承認を求める

直接的ではなくても、会話の流れで「すごいね」「がんばっているよね」とついついいうような流れになることありませんか?

SNSの投稿でも、さり気ない感じで書いているけれど、「コメント欄に『そんなことさり気なくできるなんてすごいと思う』『それは気づいたあなたがすごいです』というコメントが入るのを期待していない?」と感じることありませんか?

それは多分、自分で自分を「よくやった」「これでいい」となかなか思えないので、かわりに他人に言ってほしいんですよね。自信のなさの現れかなと思います。

でも、こういうことが続くと、周囲の人はちょっと面倒くさくなりますよね。それに他人が自分が望むような反応をしてくれるとは限りません。望むような反応が得られないとがっかりします、だけなら良いんです!

気をつけなくちゃならないのは、他人からの承認欲しさに徐々に言動がエスカレートしていくこと。そうなると周囲の人との間に溝ができてしまうので気をつけましょう。

資格などで自分の外側を固める

一方で、「自分には誇れるものがないから自信が持てないんだ。誇れるものを持てば自信が持てるかも」と考える人も多いかと思います。それでいつも本当に努力して難しい資格取得をがんばっている人もいます。

自信がある、ないというのはちょっとした違いなので、資格を取って転職に成功したなどの成功体験で自分に自信を持てるようになる人もいます。

しかし残念ながら難しい資格をとっても、「もっと上には上がいる」「この資格をとってもここが足りない」と足りないもの探しをして「やっぱり自信が持てない」と感じてしまう人も多い。「真性・自信がない人」ですよね。

そうするとひたすら勉強を続けることになる。勉強は良いことだ。それは確か。でも、いくら勉強をしても、あなたに自信は生まれてこない。

自信を持てる自分になろうとしてがんばって勉強しているのに、「まだ自信が得られない」とひたすら勉強を続けることになる。

身を持ってわかった自信があるということ

実は私自身が「真性・自信がない人」でした。

それを真面目に話しても「うそうそ!お医者さんが何言ってんの〜」と言われてしまうので、段々と言えなくなって孤立感を深めていきました。

だから、どんな人の悩みも、「そんなはずない」とか「何言ってんのよ〜」などと軽くあしらわないで、真摯に聞いてあげてくださいよ〜。

でもある時ふと気づいたんです。

「自信ないって思わなくなったな」って。

以前はすごく気になっていた他人の評価とか、どう思われるかとか、こんなこと言って良いのかなとか、いつの間にかあまり考えなくなっていた。

どっしりと構えていられることが多くなった。批判を受けても比較的短時間で「それはあの人の一意見だ」と切り替えられるようにもなった。

すると自分ものびのびと自分の考えを言えるようになった。だって、それは私の一意見、私はこう思うんですもん、と思えるようになった。

そして気づいたのです。

自信があるというのは「自信があるという状態になる」のではなくて、「自信がないと思わなくなることなんだ」と。

「あ〜あ、私ってだめだな」と思うことは今もたくさんある。でも、自信とは紐づかないんですよね。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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