自分との約束を守り続けることは、自己肯定感を上げることに繋がる

私はいくつか、小さな自分との約束をしています。約束といえば、他人との約束が思い浮かぶと思いますし、いつも「約束は守るように」と固く戒められるのも『他人との約束』です。他人との約束を守ることはもちろん重要なことですが、見過ごされがちなのは、自分との約束を守ることの大切さです。

例えば私の場合ですと、
1)職場でコピーを取っている時、コピー用紙がなくなったとしたら他のトレイから用紙を移すのではなく、新しいコピー用紙を補充する。
2)シュレッダーのゴミ受けが一杯になったとアラームランプが点いたら、ゴミ受けボックスを揺らして紙片の山を崩してちょっとスペースを作り作業を続けるのではなく、シュレッダーのゴミをさっさと捨てる。
というようなことです。

一見小さなことではあるのですが、これらのことを先送りせずに自分が片付けることによって、自分の中の自己肯定感がほんのちょっと上がる、いえ、少なくとも自己肯定感が下がることはない、それがとても大切です。逆に、自分がやらず、後の誰かに先送りしてしまうと、心の中にちょっとした引っ掛かりができ、それがほんの少しですが自分の自己肯定感を下げることに気づきました。

そのこころの引っ掛かりとは、心の中のごく小さなシミのようなもの。それに目をつぶっているとそのシミはこびりついてなかなか落ちなくなります。ついでに自己肯定感もちょっとずつ下がっていく。

たとえ取るに足りないことでも、ごく小さなことでも、自分との約束を守ることはとても大切なこと。あなたの「自分との約束」はどんなことですか?

 

伝え方に興味がある方はぜひ、ご登録ください。読むだけで、伝え方に関する視点が増え、知らず知らずのうちにあなたの伝え方が変わっていきます。

産業医・伝え方改善コーチ・本間季里のメールマガジン

キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

アバター画像

本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。