【習慣化】三日坊主をなくすたった一つの方法

産業医・伝え方コーチの本間季里です。

三日坊主ってだめ?

あなたは三日坊主で終わったこと、ありますか?

定番は資格や語学の勉強とかダイエット、運動、早寝早起きなどですよね。

新年の誓いは、1月の終わり頃には「なにか誓い立てたっけ?」笑

でも、それならまだいいんです。三日坊主で終わったことをくよくよ悩んでいないから。

こまるのは、「また、三日坊主で終わっちゃった」と、自分はだめだモードになること。じつはこれ、無駄なんですよ。

新しいことを脳は脅威と受け取る

なぜ無駄かと言うと、三日坊主で終わるのはあなたのせいじゃなくて、脳の仕組みがそうなっているから

どういうことかというと、脳は大きな変化は脅威とみなすようにできているのです。脅威は排除する。だから続かないのです。

「いやいや、全然大きな変化じゃないことも続かないから!」とあなたは言うかもしれません。大きな変化か、小さな変化かは、あなたが判断していること。

明日から30分早起きしようということであっても、脳にとっては大きな変化なのです。

脳には「大きな変化が起きている」ということはわかっても、それが健康に良いことか、良くないことかは判断できません。

はっきりというと、「いつもと違う」ということがすべて脅威と判断するのです。

習慣化のたった一つの方法

では、三日坊主を回避するにはどうしたらいいのでしょうか?

習慣化したいことをごくごく小さなステップに分解して、脳が変化と気づかないようにして行くのが正解。

この方法で片付けがうまく行った例

私の知人の部屋はいつも雑然としていました。疲れて仕事から帰宅して、雑然とした部屋の中を見ると気分が沈む。

自分はこんなこともきちんとできないのかと自分を責める。

そこで、習慣化の方法を実践するべく、バカバカしいくらい小さなことを考えてもらいました。

「バカバカしいくらい小さなことねぇ」と散々考えて、郵便物をダイニングテーブルの上に置かないということを決めました。

疲れていると「後でやろう」と思って、バサッとテーブルの上に置いてしまいますよね。それをやめたのです。

少なくても捨てるものを決めてさっさと捨てる。これだけはやる。内容を確認して処理しなければならないものは、決めた場所に置いておく。←これは、箱や引き出しにしまうと、目に見えなくなるので忘れてしまうんです。

このやり方でテーブルの上だけは片付くようになりました。

そしてなんと、徐々に片付けの範囲が広がってリビングはきれいに保てるようになりました。

続かないことは諦めるのも一つ

さて、リビングをきれいに保てるようになった知人がある日こんなことを言いました。

「以前は続かないことがいけないことだと思っていた。だから『自分はダメだ。また続かなかった』と落ち込んでいた。でも最近は続かなくても、『自分には必要じゃなかったんだな』と考えるようになって、全然気にしなくなった」

習慣にしたいことのないようにもよるけれど、ものによってはたとえ続かなくても「今じゃなかったんだな」と流すことも大切ですよね。

その分、これは必要、ということに集中することができます。

「自分はだめだ」と思ってばかりいるほど、人生は長くない!

この記事を書いた人

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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