反応すること、対応すること

嫌なことを言われた、想定外のことが起きた、批判を受けて腹がたった、何度も同じことを聞かれてカチンときた。そんなとき、ついつい瞬間湯沸かし器になっていませんか?

 

そんなときほど、一呼吸おいて「ものごとに反応するのではなく、対応しなくちゃ。」と思いだすようにしています。

反応すると相手の土俵にヒョイと乗ってしまい、全体を俯瞰することもできなくなります。目の先の一言一句に意識を奪われ、ますます視野が狭くなります。

 

目の前の出来事にすぐに反応するのではなく、一旦受け止めてからゆっくりと対応するようにします。

1)まずは相手の土俵に乗ることなく、自分の土俵に立ったままでいること。

2)相手の話をよく聞いて状況を判断する。相手の話を聞いているうちに一呼吸することもできますし、余計なことを言って後悔するということも防げます。

3)話を聞きながら自分のほうが落ち着いてきたら、対応を考える。

 

反応することと対応することの違いを意識しているだけでも、徐々に対応できることが増えていきます。お試しあれ。

伝え方に興味がある方はぜひ、ご登録ください。読むだけで、伝え方に関する視点が増え、知らず知らずのうちにあなたの伝え方が変わっていきます。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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