春の庭の草花に思うこと

今年の2月は暖かな日が多かったので、家の庭の草花の成長が早く感じられました。2月の後半から3月にかけて、あっと気づくと一斉に花が咲いていることに気づく、そんなことが何度もありました。福寿草、スイセン、クリスマスローズ、、、そういう草花を見ていて、人間と同じ、と思いました。

仕事柄、毎日たくさんの人と話をしますが、中には気持ちが沈んでいる人や疲弊している人もいます。そういう人は一見すると力を失っているように見えるかもしれません。が、何度か話を重ね、思いを吐き出した後は、周囲の状況や自分の気持ちを冷静に考え、自分の人生にちゃんと折り合いをつけて歩き出していきます。

土が冷たく固いうちは、すなわち気持ちに余裕がないうちは、土の中から芽が出ることはできませんが、冷たく固い土が少し緩んでくると、ゆっくりと土を割って芽が頭をもたげてくる様が、早春の草花に重なります。

そういう場面に出会うたび、どんな人にも本来その人の中に力が備わっていることを再認識するのです。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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