コミュニケーション上手とはなんだろう?

コミュニケーションの話になると、皆さんこんなことをおっしゃいます。曰く、「いや、私は口下手で、、、」「私は言葉がうまく出てこなくて、、、」「話すのが苦手で、、、」

日頃、何気なく使っているコミュニケーションという言葉ですが、上手・下手を分けるのは何でしょうか?実はコミュニケーション上手って、なめらかにたくさん話すことでも、言葉がたくさん出てくることでもないと思うのです。

伝えたいことが、誤解なく相手に伝わること。

ですから、トツトツとゆっくり話す人でもコミュニケーションが上手な人もいるし、一方でなめらかにたくさん話す人でもコミュニケーション下手の人はいます。

①困っているなら困っているということが、断りたいなら何を断りたいのかが相手に誤解なく伝わること

②それに対して、相手も自分の思いを伝えることができる余地のある姿勢を持っていること

この2つがあれば、コミュニケーション上手では?特に、②は大切です。自分が思いを伝えてよいのなら、相手も同じ。イエスでもノーでも、正直な自分の気持ちを伝えてよいはずです。その姿勢を常に持っていることによって、会話のキャッチボールが成立します。

そのためには、「私は本当は何を伝えたいのか?」が明確になっていること。明確になったら、それを伝えるか伝えないかを考えればよいのです。実はこの「自分が伝えたいことを明確にする」というところに一番時間をかけることがおすすめです。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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