大阪の「アサーティブなおせっかい」

昨日に続き、大阪のおじちゃん、おばちゃん編です。いえ、若い人も同じなのでは?と思っていますがね。

テレビで、地域によって同じシチュエーションに対する反応がどう違うか、という番組をやっていました。その時は「東京下町」対「大阪」。大阪のどこだったか、いまや記憶にありません。

ウェディングドレスを着たモデルが(当然ですが、そこにいる人はモデルとは知りません)、突然路地から走り出て、商店街でよよと泣き崩れます。その時、そこを通りがかった人がどういう反応をするか見て、東京と大阪で比較しようというものです。

まず、東京、、、
いきなり花嫁が泣きながら走り出てくるので皆、びっくり!皆、気にはしています。通り過ぎてもずっとウェディングドレスを着たモデルを見ているのですから。でも、話しかける人はいません。近づこうという素振りの人はいるのですが、躊躇っています。結局、誰も話しかけませんでした!つ、冷たいよ、、、東京、、、

次、大阪、、、
いきなり花嫁が泣きながら走り出てくるので皆、びっくり!と、そこまでは東京と同じなのですが、一瞬引いたあと、そこらにいた人が躊躇うことなく「どうしたの?」「何があったん?」とわらわらと集まってくるではありませんか?誰かが近づいたから自分も、、、というより、周囲の人は関係なく、自分とモデルの一対一の関係で「ほっとけない」と声をかけている感じが心打たれました。みな、普段からやっていることがにじみ出ているような自然で素早い反応。ああ、いい塩梅のおせっかい、良いなあ。これ、私が目指しているアサーティブなおせっかいと言えるのではないだろうか。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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