こんにちは。コミュニケーションスキルと自分の強みを活かすことにより、ストレス軽減のサポートを行うストレスマネジメント・コーチの本間季里です。
厳密にプライベート事例と仕事事例を分けることはできませんが、日常の会話と業務上の、例えば上司と話をする際の会話で、気をつける点はそれぞれあるように思います。
プライベートの会話でこんなことはないでしょうか?あなたはBさんです。
Aさん「Bさん、今日、何人かで激辛タイカレーを食べに行くんだけど、一緒に行かない?」
Bさん(あなた)「う〜ん、どうしようかな。今日はちょっと、、、」
Aさん「・・・・・」
この会話で、双方に何ら気持ちの上での齟齬が起きないのであれば構いません。が、この会話では、Aさんにとって、なぜあなたが断ったのか伝わりません。場合によっては、Aさんは「なにが気に入らなかったのかな?」「なんか、誘いにくくなっちゃったな」と思うかもしれません。こういう小さなことの積み重ねが、長い目で見ると人間関係に亀裂が入っていくことも多いものです。
したがって、率直にNoということは、少し長い目で見て人間関係を良好にすること、その人との関係性を大切に思うからこそのNoでもあるわけです。
では、どこを変えてみたら良いでしょうか?
なにがNoで、何ならYesなのかを明確に伝えることです。
1)今日は他に予定が、あるいは疲れているからだめなのか。すなわち、今日という日がNoで、他の日だったらYesなのか。
2)激辛タイカレーがNoで(辛いのは苦手)、他のものならYesなのか。
などです。そして、そのことを伝えてみます。
あなたが心配するよりずっと、Aさんは「また次回誘うね!」あるいは「辛いもの以外のときに誘うね!」とさらっと受け止めてくれるでしょう。そしてあなたもAさんも、変に気を使ったり、推測したりすることのない気持ちいい関係性がつづくでしょう。
このように、Noというのは実は「どこからがYesなのか」を伝えることでもあります。
小さなところから試してみませんか?