一人暮らしは選択肢が無限大ー実はちっとも楽じゃないー

こんにちは。ストレスマネジメント・コーチの本間季里です。コミュニケーションの方法を少し変えたり強みを知り活かすことで自分や相手への理解を深め、個人と組織の幸福度を高めるサポートをします。 

一人暮らしは何をするにも一人分だし、やるかやらないか含めて自分のペースでできるし、部屋もこじんまりしているし、楽だわ〜、と思っている人多いのではないでしょうか?そういう私もずっとそう思っていました。 

でも、コーチングを学ぶ中で「とらわれに向き合う」という時間がありました。 

①「〜べきだ」「〜は常識だよね」などの思い込み、 

②「まあ、しかたないよね」というあきらめ、 

③「やったほうが良いのに先送りしている」未完了のもの。 

そういうとらわれがあると、エネルギーロスを引き起こすので、洗い出してできるだけとらわれを少なくしましょうということです。 

私はいつもたくさんのやることリストを作っては先送りしていました。そんな方多いのではないでしょうか?特に一人暮らしの方は、簡単なことであっても 

  • やるべきかどうか 
  • いつやるのか 
  • どんなふうに進めるのか 
  • 他のやり方はあるのか 
  • 頼むとしたらどんな方法があるのか 
  • 誰に、どの業者に頼むのか 
  • 依頼の電話はいつするのか 

などなどタスクは盛りだくさん。 

山のようにあるタスクのすべてを一人で考え、一人で調べ、一人で決断し、一人で手配をする。その結果も自分で引き受ける。その他に仕事も、日常のルーチンもこなさねばならない。そう考えたときに、一人暮らしって決して楽じゃないんだな、と気づきました。もちろん、ここでいう簡単なこととは「切れている自室の電球を替える」みたいな些細なことを指しています。やるのかやらないのか、から始まって、無限にある選択肢のなかから決めていくって、エネルギーを使う結構大変な作業です。 

そこで、一人暮らしの方もぜひ外部リソースを積極活用して、上記のような細々としたルーチンにエネルギーを奪われないように、そして大切なことにエネルギーを振り向けられるようにしたほうが良いと考えるようになりました。例えば 

1)友人、知人に相談して、情報収集や決断のところを助けてもらう。 

2)プロフェッショナルに相談する。 

3)便利な製品を可能な範囲でどんどん取り入れて、自分が動かないといけないルーチンを少なくする(お掃除ロボットの導入や便利家電の利用など)。 

4)自分の代わりに誰かに代行してもらう(家事代行など)。 

5)思い切ってやらないことを増やす。 

一人暮らしなのに、というのも、私達を縛っているとらわれの一つかもしれません。 

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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