なぜ強みを知ることが大事なのか?

こんにちは。ストレスマネジメント・コーチの本間季里です。コミュニケーションの方法を少し変えたり強みを知り活かすことで自分や相手への理解を深め、個人と組織の幸福度を高めるサポートをします。

 私がこどものころ、私と姉で「良いところはちゃんと褒めてほしい」と両親に食って掛かると、父は「何言っているんだ。褒めたら人間はつけあがる。褒められたいなんて甘えたことを言うな!」と叱られたものでした。父は昭和一桁世代です。おとなになって基礎研究を仕事にしていたころ、教室の大学院生が飲み会で「ちゃんとできているところ、良いところは言ってくださいよ!」と教授・准教授に伝えていました。わたしも「そうですよ。言われて自信がつくんです。言われなきゃわからないことってたくさんある」と応援しましたが、彼らの返事は「言われなきゃわからない?!子供じゃあるまいし。大人なら言われなくても自分でわかるだろう!」彼らは私と年齢はほとんど変わりません。当時に比べると世の中の流れは随分変わり、強みを活かそうという考え方を目にすることが多くなってきたなとは感じます。

 なぜ、自分の強みを知ることが大事なのでしょうか?自分の強みを知ることで自信がつき、強みを意識しながら他者に貢献し(そして強みなので非常に効率よく)、結果として成果が出て感謝もされることが増えて幸福度が上がるからです。もう一つ付け加えると、人によって強みがどれほど違うのか、ということを知るようになるので、人との違いを受け止めやすくなります。これほど多様性を実感し許容できるようになるツールはないと私は感じています。多様性というと性別や人種などを思い浮かべることが多いけれど、本当は「性別も同じ、出身学校も同じ、国政も人種も同じ」隣で働いている人とこんなにも違うのだと腹落ちするのが強みの多様性です。強みが違えば、物事の進め方も違うのは当たり前。そんなことを実感できます。さあ、あなた自身の強みはなにか?探してみませんか?

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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