相手のせいにせず、自分が決める

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

何かの変化を起こすとき、といってもイノベーションを起こすとかそんな大それたことではなくて、今までやっていたことを止めるなどのそんな小さなことですが、しばしば私達がやりがちなのが「XXさんにとって、迷惑かもしれないから」という他人を理由を持ち出すことです。

例えば、毎週毎週、週末になると自宅に遊びに来る友人家族。はじめのうちは子供も喜んでいるし、と思っていたけれど、段々と重荷になってきた。平日は仕事で忙しい。週末くらい自分のペースで過ごしたい。月に一度くらいなら歓迎だけれど、毎週末だと負担。

そんなときにやりがちなのが、「うちはいいのよ、いつでも来てもらって。子供も喜んでいるし。だけど、お宅も週末は自宅ですることがあるんじゃないかと思って、、、」

語尾のこの「、、、」に、要望を率直に言えると良いのだけれど、それも言わずに「、、、」で察してもらおうとしてしまう。

  1. 本当は自分の気が重いのに、理由を相手に置いている。
  2. 要望を伝えていない。

こういうとき、得てして「ううん、うちは大丈夫!もう毎週お宅で過ごすのを楽しみにしているから!心配してくれてありがとね」という返事が帰ってきてしまいます。だんだんとあなたの気持ちの中では「言っている意味がわからないかな?」と相手に対するネガティブな気持ちが生まれていきます、、、、

そして終いには自分の伝え方が適切でないのに、私達はついつい「相手が鈍い人だ」というように、相手のせいにしがちです。

言いたいことが正確に伝わるように自分の伝え方を変えることによって、この友人家族との関係も長く良いものになっていく機会だったのに、徐々に疎遠になってしまうのは非常にもったいないですよね。

一度の対話で最終目的である「月一回程度の訪問」までいかなくても、「今度の週末はパスで」というところから始めてみてはいかがでしょう。もちろん、その根底には、長い目で見たときに相手と良い関係を維持していきたい、という思いがあるのは大切なポイントです。

伝え方に興味がある方はぜひ、ご登録ください。読むだけで、伝え方に関する視点が増え、知らず知らずのうちにあなたの伝え方が変わっていきます。

産業医・伝え方改善コーチ・本間季里のメールマガジン

キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

アバター画像

本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。