こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。
誰かに愚痴をこぼすとかなりの頻度で出てくる「それはわかるけど、相手も悪気はないんだから、、、」という言葉。あなたはどう思いますか?
当時はしっかりと言語化できず、今で言うところの「モヤッとする」という感じでしたが、私は子どもの頃からこの「悪気はない」という言葉にいつも違和感や引っ掛かりを感じていました。
この「悪気はないんだから」という言葉の後に続くのはこんなところでしょうか?
1)気にしない、気にしない。
2)相手のことをわかってあげなさいよ。
悪気がない場合、本人になんの自覚もないので言動が改善もしない、ともいえます。なぜこの言葉が引っかかるのでしょうか?多分、「悪気はないんだから」とそれに続くいずれの言葉も、愚痴をこぼす人の話を受け止めていないからかな、と思います。大騒ぎするほどのことでもないけれども、なにかやりきれない気持ち、釈然としない気持ちが続いているときに、私達は愚痴をこぼします。ただ、受けとめてほしくて。
緩いボールを、胸の前でそっとキャッチするイメージで、相手の話をそっと受け止める。すると、そこから愚痴を言っている本人のなかで内省が始まっていきます。「悪気はないんだから」と受けとめてもらえないと、明確にそう言語化していなくても「受けとめてもらえなかった」という思いに囚われ、そこから先になかなか思考が進みません。
「悪気はないんだからさ」と言いたくなる気持ちをぐっと飲み込んで、ボールを胸の前でそっとキャッチするイメージで相手の話を受けとめてみませんか?話の展開が今までと大きく変わるかも知れません。