悪気はないのだから、、、

こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

誰かに愚痴をこぼすとかなりの頻度で出てくる「それはわかるけど、相手も悪気はないんだから、、、」という言葉。あなたはどう思いますか?

当時はしっかりと言語化できず、今で言うところの「モヤッとする」という感じでしたが、私は子どもの頃からこの「悪気はない」という言葉にいつも違和感や引っ掛かりを感じていました。

この「悪気はないんだから」という言葉の後に続くのはこんなところでしょうか?

1)気にしない、気にしない。

2)相手のことをわかってあげなさいよ。

悪気がない場合、本人になんの自覚もないので言動が改善もしない、ともいえます。なぜこの言葉が引っかかるのでしょうか?多分、「悪気はないんだから」とそれに続くいずれの言葉も、愚痴をこぼす人の話を受け止めていないからかな、と思います。大騒ぎするほどのことでもないけれども、なにかやりきれない気持ち、釈然としない気持ちが続いているときに、私達は愚痴をこぼします。ただ、受けとめてほしくて。

緩いボールを、胸の前でそっとキャッチするイメージで、相手の話をそっと受け止める。すると、そこから愚痴を言っている本人のなかで内省が始まっていきます。「悪気はないんだから」と受けとめてもらえないと、明確にそう言語化していなくても「受けとめてもらえなかった」という思いに囚われ、そこから先になかなか思考が進みません。

「悪気はないんだからさ」と言いたくなる気持ちをぐっと飲み込んで、ボールを胸の前でそっとキャッチするイメージで相手の話を受けとめてみませんか?話の展開が今までと大きく変わるかも知れません。

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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