「伝えたいことを明確にすること」と「それを伝えること」は別のこと。

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。

伝え方の研修やセミナーでは、「本当は自分はなにを言いたいのか?」を掘り下げていくことがあります。参加者同士のグループで、あるいは講師とのやり取りの中で、最初に考えていたこととは全く別のことが浮かび上がってくることもあります。ですから、伝えたいことを明確にする過程で、「でも、こんなこと言っちゃって良いんですか?」という声もよくいただきます。

「伝えたいことを明確にすること」と「それを伝えること」を、私たちはついつい一連のことと思いがちです。

でも、本当は自分は何を言いたかったのかを明確にしたからといって、全てを伝えなくてはならないわけではないのです!

まずは、言いたかったことを明確にするが大切で、これは自分のほんとうの気持ちに気づく、ということでもあります。実はこれが一番大事。

そこを明確にしたあとで、伝えるかどうかは自分で決めれば良いのです。

伝えたいことを明確にすることと、それを伝えることは切り分けて考える。これは伝え方のコツの一つです。

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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