こんにちは。伝え方改善コーチの本間季里です。あなたのコミュニケーションをより良くするために、あなたの性格を変えるのではなく、伝え方を変えるサポートをします。頭でわかった、ではなく、実際にやれるまでしっかり寄り添います。
今日は全然近所じゃないどころか東京の方なのですが、プロフェッショナルというテーマでこの方を外すわけにはいかないということで!私の両親が残した服を、私が着られるように大幅にリメイクをしてくださった、(株)アトリエロングハウス、モードフィッターの長屋恵美子さんです。
これまでにも何度か、服のリメイクについてはブログに上げているので、リメイク後の服の写真などはそちらをご覧ください。ブログはこちら
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長屋さんのアトリエは、渋谷区の笹塚と銀座三越にそれぞれあります。私はいつも銀座三越のアトリエに伺っていました。長屋さんをご紹介くださったのは、ストレングス・コーチ仲間でもあり、イメージコンサルタントの宮本美和子さんです。最近本を出されました。そのきっかけとなったのが、私の服のリメイクだったときいて、本当に嬉しかったものです。
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ある早春の日、友人であるイメージコンサルタントの宮本美和子さんにダメ元で「紳士服を私用にリメイクしてくれるところを知りませんか?」と相談のメッセージを送ったらすぐに長屋さんを紹介してくれました。その後も、新しい服をリメイクする初回、仮縫い、出来上がりの確認全部にお付き合いくださって、細かい襟のカーブの具合、ワンピースのスカート部分の広がり具合、ジャケットの裾の丸みの具合など、細々と確認してくださいました。
初めて銀座三越4階のアトリエロングハウスを訪ね、長屋さん、美和子さんとお話をする中で、持参した母のスカーフやストールなどをうまく活用しましょう、という話になりました。「グレーのヘリンボーン柄のジャケットの裏地には、ピンクが入ったこのスカーフが良いわね」「紺地のジャケットから作ったベストの裏地にはこの薄い水色のストールが合うんじゃない?」「この襟の後ろ側の水色の部分は活かしましょう!」短時間でパンパンと小気味良く話が進んでいきます。これまでの経験と確かな技術があるからこその提案とアドバイス。ときには「それはおすすめしません」ともはっきり。
アトリエではそこまで話はしませんでしたが、ホームページを拝見すると、既製服のお直しの長い経験の中で培った技術と経験をもとに独立され、「誰にもまね出来ない直しや」という言葉が出てきます。ピンを打っていくときも、ちょっとしたカーブ、ちょっとした長さの違いで印象が変わりました。その言葉が納得できました。
そんな話をしている中で、私の中に「これからはこういうことに自分の時間を使っていこう。私はもう新しい服は買わなくても良い。今あるものを大切に手を加え、手入れをしながらこれから生きていこう」という気持ちが固まってきました。なにかその日に今後の自分の生き方の軸が決まったような気がしました。サロンでお茶を飲みながら、美和子さんに何度もそのことを話しましたし、長屋さんにリメイクをお願いしよう、と決めました。
それから9ヶ月。2021年の暮れまでに、父のジャケット4枚が、私のジャケット1枚、ベスト2枚、バッグ1つに、そして母のシルクのコートがわたしのワンピースになりました。服をどのようにしていきたいのか?そのことが生き方にまで繋がっていく。良い出会いができました。これからも、ウォークインクローゼットにかかっている両親の服(まだあるんです!)を眺めて、イメージができたら出かけていきたいアトリエです。