受け入れることと受け止めること

アサーティブの講座をはじめて受けた時、衝撃を受けたのが「なんでも受け入れる必要はありませんが、相手の言うことを一旦は受け止めましょう。」という講師の言葉でした。

「受け入れる」:相手に同意すること。
「受け止める」:相手が言っていることについて理解を示すことで、必ずしも同意が伴わなくてもよい。

一人ひとり考え方は違うので、相手の言うことをすべて同意できるということはあり得ません。受け入れなければと思っていると、同意できない場合に激しい葛藤が生じます。それは言語・非言語両方の情報として相手にも伝わります。でも、異なる意見であっても「あなたはそう感じるのですね。」「あなたはそう考えるのですね。」と理解を示すことは可能です。

「自分のことをわかってもらいたい」と私たちはよく表現しますが、それは必ずしも「同意してもらいたい」ということではなく、「理解を示してほしい」ということも少なくありません。

「なんでも受け入れる必要はないが、相手の言うことを一旦は受け止めよう」これを意識していると、日常の人間関係でも役に立つと考えます。

この記事を書いた人

本間 季里

本間 季里

企業、個人へのストレスマネジメントを行っている本間 季里です。小児科臨床医、免疫学の基礎研究者として合計26年、その後、新しい大学院教育の立ち上げなどに従事した間に、ストレスマネジメントの重要性を感じました。そこで、カウンセリング、コーチング、個人並びに企業への研修などを通じて、ストレスマネジメントを直接お伝えすべく、2017年1月にフリーランスとして独立しました。詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。