あなたは一人の時間が必要ですか?

あなたは一人の時間が必要ですか?

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかでも協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれることを目指します。

人は集団で生きるとともに、一人になることも求める生き物

私たちは集団で生きる動物なので、誰かと一緒にいることや、相手に優しくしたり協力し合ったり、親密さを伝えることを良しとする傾向があります。

と同時に、人々から離れて一人で静かに過ごしたいという欲求を感じることもあります。こういう感情に罪悪感を持ったりしていませんか?

一人の時間がほしい、と感じること、考えが浮かぶこと自体に罪悪感を抱く人がいます。わがままですよね、と感じるようです。

いいえ、わがままなんかじゃありません。あなたは周囲の人と協力したり助け合ったりするのと同じくらい、一人になって静かに考えたり、誰にも邪魔されずにぼおっと時間を過ごすことが必要なのです。

睡眠中は単に脳を休めているだけでなく、昼間考えたことをあるべき場所に整理する時間でもあります。一人の時間を持つことは、たぶん同じような効果があるのです。

一人の時間の定義は人によって違う

一人の時間といっても、必ずしも物理的に一人にならねばいけないわけではありません。人にもよりますが、雑踏の中にいると、むしろ一人になれるという人もいます。誰も知っている人がいない状況というのが大切なのです。

通勤の途中でカフェに入る時間を大切にしているという人もいました。誰ともコミュニケーションを取らなくてもいい場所だから。

物理的にそばに人がいる・いないが重要なのではない。あなたが自分の世界に没頭でき、リラックスできる空間があるということが重要なのですね。

あなたはどんな空間に身を置いたときに、一人の時間を満喫することができますか?

一人の時間を大切にすることは自分を大切にすること

一人の時間を大切にすることは、自分を大切にすること。自分を大切にするからこそ、他者との関わりも大切にできるというもの。

一人になりたいと感じることと、周囲の人に対する愛情の深さは全く無関係です。どんなに周囲に対して愛情深く接していたとしても、一人の時間がほしい、一人になりたいと感じることは自然なこと。

さあ、後ろめたさを感じることなく、一人の時間を確保しませんか?

この記事を書いた人

アバター画像

本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。