もやもやしたときの、たった一つの考えの切り替え方

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。限りあるエネルギーを本当に大切なことに使うためのコツをお伝えしています。中心はコミュニケーションや上手な時間管理・習慣化。

特にコミュニケーションでは、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴うなかでも協調していくための伝え方のコツをご提案しています。「頭でわかった」ではなく、実際に身につき日常で使えることを目指します。

もやもやするんです・・・

●職場で上司の方針に納得がいかない。

●パートナーにもっと自立してほしい。

●何度注意しても職場のルールを守ってもらえない。

これまで何度か話はしてきた。でも暖簾に腕押し・・・反発されちゃうこともある・・・でも納得できない・・・

そんなとき、私たちは「もやもやするっ!!」と表現することがありますよね。

もやもやの正体

もやもやの正体ってなんでしょう。人によって、あるいは場合によって違うでしょうけれど、

●意見を吸い上げてもらえないもどかしさ

●そもそも意見をろくに聞いてもらえない苛立ち

●このままでは、組織が良くない方向に言ってしまうのではという焦り

●自分が蔑ろにされているような悲しさ

こういう感情をずっと抱えていると、消耗します。「本当は言わなきゃいけないのに」「でも、言ってもどうせ・・・」こういう考えがぐるぐると頭の中で堂々巡りします。そして、私たちの大してたっぷりとあるわけじゃないエネルギーを浪費してしまう。

エネルギーを浪費するとどうなるか?疲弊してしまうんです。

自分で選ぶ

「こんな時どうしたら良いんでしょう?まあ、拒絶されても言い続けるということができない自分がいけないんですけれど・・・」こんな質門を受けることがあります。

いやいや、私たちはそんなに強くないですよ!一回拒絶されると、もう気持ちがくじけて心を閉ざしちゃう。それが普通です。そんなに自分に厳しくしないで・・・

私はそういうとき、少し考え方を変えることをおすすめしています。←ほらね、自分の考え方を変えるんでしょ。それは難しいよ(💧)。それができれば苦労しない・・・・

ものごとに対する意見を変えるのではなく、

意見を言えないのではなく、「今は言わない、と私は決めた」と考え方を変えるのです。

今は意見を言っても通らない。ならば時期を待とうと自分が判断し、だから今は言わない、と決めてみてください。同じ、意見を言わないという状況であっても、自分が主体的な判断の結果、「言わないと決める」のと、「言えないから黙っている」のではあなたの気持ちが全然変わってきます。

流されていると疲弊する。主体的になると疲れない

不思議なもので私たちは相手のペースで動いていると疲弊します。振り回されてしまうのですよね。

一方、自分で決めて動くという解釈になると、外から見て同じ行動であってもあなたの疲れ方は大きく異なってきます。自分のペースで動けていると感じられるのですよね。

疲れて、疲弊して生活ペースが乱れて困るのはあなた。相手ではありません。ならば、あなたが主体的に今の状況を選択していると評価を変えることによって、疲れず、次の機会を待つという建設的、ポジティブな考えに切り替えていきませんか?

伝え方に興味がある方はぜひ、ご登録ください。読むだけで、伝え方に関する視点が増え、知らず知らずのうちにあなたの伝え方が変わっていきます。

産業医・伝え方改善コーチ・本間季里のメールマガジン

キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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