大人の目でもう一度

冬と言っても暖かな週末。奈良の街を旅してきました。

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。限りあるエネルギーを本当に大切なことに使うためのコツをお伝えしています。中心はコミュニケーションや上手な時間管理・習慣化。

特にコミュニケーションでは、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴うなかでも協調していくための伝え方のコツをご提案しています。「頭でわかった」ではなく、実際に身につき日常で使えることを目指します。

なぜ、奈良なのか?

実は奈良の街は修学旅行以来、行きたいと思いながら、仕事(学会)で京都に行くことはあっても、そこから奈良に足を延ばすことはできませんでした。よくよく地図で見ると割と近いのに・・・

今年1月にセミナーのご依頼を受け、なんと高校の修学旅行以来の奈良市に出向くことになったのです。しかし、セミナーの準備で頭が一杯で、奈良の大仏様が東大寺にあるとか、その東大寺が県庁のすぐ近く(すなわち、街の中心部)にあるとか、鹿で有名な奈良公園が街のど真ん中にあるとか、そういった基礎知識もすっかり記憶の彼方・・・

セミナーの翌日に市内をご案内いただいたときも「どこに行きます?」と聞かれて「何があるんでしたっけ?」というザマで・・・唐招提寺だとか薬師寺だとか法隆寺などという言葉すら全く出てこない自分に情けなくなりました。

そしてそのときは東大寺や春日大社に行きました。じわじわと「良いところだなあ」という思いが湧き上がってきました。もっと古都・奈良を知りたいと思い、今回は時間を作って奈良の街を訪ねました。

写真は法隆寺の五重塔と金堂です。↓

好奇心が赴くままに

さて、前回で少しスイッチが入り、徐々に法隆寺だの薬師寺だの、唐招提寺だの興福寺だのという言葉が思い出されてきました。

そうだ、高校生のときは新幹線で京都について、ただバスに乗せられ名所を見ただけ。それも貴重な体験だったかもしれませんが、今となってはほとんど記憶にない・・・ならば、同じところでも、大人になった自分がもう一度同じところを巡って、何を感じるのか知りたい。そして、おとなになった今の私の記憶で、高校生の時の記憶の上書きをしたくなったのです。

ということで、奈良の街に行き、私には珍しくいくつか名所を巡ってきました。やはり今回心に残ったのは薬師寺と唐招提寺。薬師寺の成り立ちや数々の仏像、釈迦八相像の彫刻などていねいに見て回りました。驚いたのは孫悟空でおなじみの玄奘三蔵の伽藍があったことでした。実在の人物だということは知ってはいたものの、まさか薬師寺に縁があったとは。

一方、唐招提寺ではなんといっても、何度命の危険にさらされても揺らぐことなく日本へ向かった鑑真和上の信念の強さ。私はストレングス・コーチでもあるのですが、突出して「信念」という資質が強いのだろうなと感じ入りながら、思ったより小さなお寺の伽藍を見て回りました。まあ、私達凡人にはそこまでの信念は必要ないわな、こういう数少ない信念の人が世界を変えるわけで・・・などと考えながら、当時の中国と日本の交流に想像を巡らせました。

もっと知りたいという欲が掻き立てられました。良い旅ができました。

写真は唐招提寺の講堂です。↓

残念だったこと

残念だったのは、入場券の購入が現金のみ、というところが少なからずあったことです。今回は、法隆寺と薬師寺がそうでした。いまは、私もそうですが現金を持ち歩かない人も多く、まして外国からの旅行客はキャッシュレスでないと困ることも多いのではと感じました。

実際、300円足りないです、と帰っていかれる外国人観光客もいるとか。より多くの人に見てもらうという観点から、多様な支払いに対応していくのは大切ではないかなと感じた次第です。

こういうことも現地に行かなければ知り得ないことですよね。

それで、意見を伝えようと法隆寺や薬師寺のホームページ、文化庁のホームページなど見てみましたが、お問い合わせやご意見はこちら、みたいなコーナーもなく、意見はどこから伝えたらええのん??と、またまた高い壁にぶち当たっでしまいました。

まだ、コミュニケーションの良し悪しは性格だと思っているのですか?
産業医・伝え方コーチが教える、
伝え方のスキル、マインド、考え方

無料メルマガ「伝え方ってそういうことだったんだ!」
登録はこちらから↓

まだ、コミュニケーションの良し悪しは性格だと思っているのですか?
産業医

伝え方コーチ
が教える、
伝え方のスキル

マインド
考え方

無料メルマガ
「伝え方ってそういうことだったんだ!」
登録はこちらから↓

キンドル出版しました

産業医として、伝え方コーチとして、毎日たくさんの方の話を聞いてきた経験を元に、「自分が疲れない話の聞き方のポイント」についてまとめた本です。
相手の役に立ち、親身に寄り添うことで、温かい関係性を作りながらも自分が疲れずに関わっていくためのコツが書かれています。
特に、身につけるスキルよりも、手放すとうまくいく考え方に多くのページを割いて、わかりやすい事例とともに解説しました。

この記事を書いた人

アバター画像

本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。