自分の枠を広げる限界突破!法

産業医・伝え方コーチの本間季里です。

私たちは大小様々な限界に囲まれている

 あなたも私も、大小さまざまな限界という有刺鉄線を自分の周りに張り巡らせて生きている・・・私はそんなふうに思うのですがあなたはいかがですか?

 

 自分の力だけでは、その有刺鉄線を超えていくことなんかできない。痛そう、有刺鉄線は錆びているから、刺さったら細菌感染しそう・・・いろんなことを考えて、その有刺鉄線の前でじっと考え込む。そしてたいてい、すごすごと後戻りしてしまう。 

私が最近、限界を超えた2つのこと 

最近、と言ってもこの2〜3年のことです。私は2つのことで自分の限界を超える試みがうまくいきました。

限界と言ったって、自分にとっちゃ超えるのが大変なことでも、他人から見たら「なんで?なんでそんなことができないの?」というような些細なことです。

 

その1:ホームページで私が医師であることや、産業医をしていることなど、つまり自分の職業を明かしていなかった。

その2:ブログの記事を書いても、アップをするときに「こんな記事で良いんだろうか?」「まだ足りないんじゃないだろうか?」とためらって、結局書いた記事をアップできないことが多かった。

 

あほでしょ?でも、誰にでもこういう、端から見たら「????」という、自分にかけてしまった制限ってあると思うんです。

 

「でも、今のホームページは産業医であることを堂々と出していますよね」「ブログも定期的にアップしていますよね」と思われるかもしれません。

 

さて、私はこの頑固な有刺鉄線をどうやって超えたのでしょうか?それはズバリ、「自分以外の人の力で無理やり、有刺鉄線の向こうに行く」というやり方です。いや、これは結果的にそうなったということではあるんです。

私の限界突破:ホームページで職業を全面に出すために

実はホームページは、だいぶ前になんとなく作ったものの、数年間そのまま放置した状態で自分でも見るのが怖くなっていました。

しっかり自分で仕事をしていこうと改めて決心して、最初にホームページを作るときにお世話になったものくろさんに連絡を取りました。いや、ここまでで10ヶ月くらいかかっているんですよ。 

その最初のセッションでものくろさんが「ホームページをざっと拝見すると、本間さんが医師であるとか、産業医をしているとか、どこを見てもわからないですね」と言いました。

「だって、出さないようにしているんだもん」というのが本音でしたが、そうはっきり言えずにいると、

「それ、もったいないですよ。本間さんが何をしている人で、どういう価値を提供できる人なのか、今のじゃわからないですよね。トップページのここにこんなふうに・・・」

そう言って、ものくろさんはしゃかしゃかと産業医という言葉を入れていきました。

そのとき実は私は内心焦りまくっていまして、冷や汗、脂汗もかいていました。しかし、「それ、やめてください」というほどの強い信念があって隠していたことでもないので、そのまま押されるようにセッションは終わってしまいました。これが有刺鉄線を無理やり突破した瞬間です。

どうしよう、と変なためらいは数日ありましたが実際には何も起こらず、自分でも徐々に職業を公開することに慣れていきました。当然ですが、「産業医をしているということなので、職場の課題に関してたくさんの経験があるだろうから」とセッションの申し込みを受けることも増えていきました。

 

 

私の限界突破:ブログ記事を粛々と上げていくために

 これ、ブログを始めたばかりの頃を思い出せる人はわかってもらえると思うのですが、「こんな記事で良いのかな?」「間違ったこと書いてやしないかな?」と、記事を書いたあともうじうじ考えるものです。

 私も長い間そうでした。結局、当たり障りのないことしか書けず、また落ち込む・・・それでもブログ記事をアップできていればまだいいんです。記事を書いてもアップするのをためらってしまうということが続きました。

 これじゃいかん、と思って、ある時、一緒に会社をやっている友人に「記事は私が書くから、書いた記事をアップしてくれない?」と頼みました。友人はぽかんとしていましたが、結局それ以来、私が記事を書いたら友人がアップする、というコンビネーションになっています。

 記事の中には、「う〜ん、これでいいのかな?」と推敲が足りないなと思うものもあります。でも、「もう少し推敲しよう」と思っている間に、友人がさっさとアップしてしまうこともたくさんあります。そんなとき「おいおい、ちょっと待ってくれよ!」と焦りまくります。これが有刺鉄線を無理やり突破した瞬間です。

 それでも特にクレームが来たり、批判されたりということはありません。「そうか・・・何も起きないんだ」という体験を重ねていきました。

 

人の手を借りる限界突破法

 このように種明かしをすれば、何だ、そんなことかという方法。自分の力で限界を超えていける人はそれでいい。でも、私のようになかなか自分で限界を超えられない人は、他人の力を借りるのも一つです。

 自分がためらっているところって、他の人にとっては「どうして?」というような些細なことも多いものです。そこで足踏みをしているのはもったいない。

 ホームページを含むIT周りのことや発信に関するアドバイザーのものくろさんや、ざっと文章を読んでササッと記事をアップする友人のような仲間がいると、自分の弱気なところ、弱点を上手に補ってくれます。そうやって、自分の限界という鉄条網を超えていきましょう。

この記事を書いた人

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本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

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